2024年11月9日(土)、山梨県北杜市にソーシャルコミュニティスペース「オート ヴィジョン／AUTO VISION」が生まれた。オープンに先駆け、現代アート界の新鋭、酒井建治とともに個展『Like seeing this world for the first time』を企画し、12月1日(日)まで開催中だ。
🎨CULTURE
多分野が交わる空間「オート ヴィジョン」が山梨県に誕生
現代美術家・酒井建治の個展を開催中
山梨県北杜市にある、かつて木工資材系工場として使われていた建物。700平米ほどの空間が、ギャラリーとして生まれ変わった。「オート ヴィジョン」は、アート展示会場にとどまらず、ファッションや建築などあらゆる分野に関わるコミュニティの発信拠点を目指す。
記念すべき第一回目の催しは、1996年生まれの現代美術家、酒井建治による個展。それまで東京をベースに、シルクスクリーンや絵画、立体などによって、現代社会における新たなコミュニケーションを模索してきた。今回の展示のために数ヶ月間山梨に移り住み、滞在制作を行った。
会場に設置された油絵や立体作品は、現代における自己と集団の関係性、ひいては自己とその周りの世界との関係を問い直す。制作においても色や形、絵の具といった要素を重ねて崩すことが繰り返されたという。それにより、生成と破壊を同時に内包する社会構造が静かに描き出されている。
展示風景。
展示風景。
展示ビジュアル。
会場となる「オート ヴィジョン」。天井が高い空間の特性を活かし、展示が設置されている。
自然が近く、五感が豊かに刺激される「オート ヴィジョン」。新たな文化の発信地を、いち早く訪れたい。
ℹ️
『Like seeing this world for the first time』
会期＿開催中〜2024年12月1日(日)
会場＿AUTO VISION
住所＿山梨県北杜市須玉町穴平1553
時間＿12:00〜18:00
＊火〜木休廊。
問い合わせ＿インスタグラムのDMより
Text_Motoko KUROKI
