年末年始の長い連休がスタート。せっかくだから“いい休みを過ごせたな”と思えるアイディアが知りたい。色んなジャンルのモノやコトに詳しいあの人の冬休みの過ごし方は?ライターのセメントTHINGさんが薦めるのはこんなこと。
🎨CULTURE
セメントTHINGさんが冬休みにしたいこと
「フェミニスト・ホラーを見返す」
2025年5月16日(金)に公開予定の『The Substance(原題)』というホラー映画をご存知でしょうか?デミ・ムーア演じる元トップスターが、陰りが見えてきた人生を上向かせるため、「禁断の妙薬」に手を出す……というのがその内容。女性に「美と若さ」を求める社会による抑圧や、現代のセルフイメージの危うさを、過激に風刺した内容なのだそう。これがなんと、アカデミー賞有力候補の呼び声も高い大ヒットを記録中!本年度のゴールデン・グローブ賞においても、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を含む主要5部門でのノミネートを達成しました。
そんな話題作を手掛けたのがフランスの映画監督、コラリー・ファルジャ。『ザ・フライ』や『遊星からの物体X』などの名作をふまえつつ、そこに女性としての経験や視点を鮮やかに反映させ、フェミニズムとホラーの融合を成功させました。
そしてホラーの世界で活躍する女性は、ファルジャだけではありません。このジャンルにおいて意欲的な作品を発表する女性監督は、年々増加の一途を辿っています。女性の作り手による、注目すべき作品をいくつかご紹介します。
(注意:紹介する作品には過激な暴力描写が含まれます)
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Illustration_moka Edit_Tomoe Miyake