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© Benoîte Fanton/OnP
パリ・オペラ座バレエ団の創作コンテンポラリーダンス『PLAY』が「新国立劇場」に上陸。振り付け、舞台、衣装を手がけたのはアレクサンダー・エクマン。2025年7月25日(金)から27日(日)まで、楽しいサプライズでいっぱいの世界が広がる!2月15日(土)に最速先着先行販売開始。
パリ・オペラ座から奇想天外な舞台『PLAY』がやってくる
この夏、珠玉のダンスピースに、緑のボールの雨が降る

パリ・オペラ座と聞くと、クラシックバレエを想像するかもしれない。でも実は、コンテンポラリーダンスの分野でも先駆的なカンパニーとして知られている。
2024年12月から2025年1月まで、オペラ駅そばの劇場「ガルニエ宮」ではアレクサンダー・エクマンによる『PLAY』を再演。熱狂とともに迎えられた。スウェーデン出身のエクマンは、2024年のパリパラリンピックの開会式の演出と振り付け監督を務めたことで業界外でも大きく話題となった。誰もが楽しめるモダンな作品作りにおいて途方もないクリエイティビティを発揮してきた人だ。彼の傑作『PLAY』も、とにかくジョイフルで無邪気さに満ちた一遍。そして2025年7月、待望の東京公演が実現する。
シンプルで力強いタイトルの通り、難解さはなくとにかくエネルギッシュ。そこには、常により多くの人が共感できる主題を探すというエクマンの創作姿勢がある。“遊び”は、誰もが知っているけれど、忘れがちなもの。それを取り戻すきっかけになるような世界を、エクマンは構想したという。
第一幕は、ダンサーたちが自然な演技で子供時代を彷彿させる遊びを描き出す。それとは対照的に第二幕では、大人になって遊び心を失い、真面目なルーティンに疲弊する心情が表現される。舞台の上で踊り手たちは、縄跳びやゴムボールなど様々な遊戯を繰り広げる。圧巻なのは、なんと6万個もの緑色のボールが降るシーン。ただ音楽に合わせて動き、ボールと戯れる演者を見ていると、こちらも遊びたくなってうずうずしてしまう。
「“遊び”は時代を超越する不変的な欲求です。世界中で何が起ころうとも、私たちは今この瞬間に目を向けて“遊ぶ”ことで、幸せな気分になれるのです」とエクマンは語る。とはいえ、目の前の瞬間をただ享受するのはそこまで簡単なことではない。どうしたら無邪気な心を持ち続けられるのだろう。私たちの喜びはどこに、なにによって生まれるのだろう。『PLAY』はそんな深遠な問いを投げかけながら、観客を驚きと歓喜の渦に巻き込んでいく。この夏いちばんのドキドキが、もう見つかったかもしれない。
ℹ️
【『PLAY』アレクサンダー・エクマン / パリ・オペラ座】
日程_2025年7月25日(金)〜27日(金)
会場_新国立劇場 オペラパレス
住所_東京都渋谷区本町1-1-1
チケット料金_S席29,000円、A席24,000円、B席14,000円、C席7,000円
*全席指定
*全席学生割引あり(2,000円引き)
*車椅子席 29,000円、付添席 29,000円
*未就学児童入場不可
チケット発売
【チケット販売スケジュール】
2月15日(土) 10:00 最速先着先行販売
販売_キョードー東京
Tel_0570-550-799(平日11:00〜18:00、土日祝10:00〜18:00)
2月25日(火) 10:00 各プレイガイド先行販売
3月22日(土) 10:00 一般発売
Text_Motoko KUROKI