洋服や小物たちがスタンバイOKで出番をそっと待つクローゼットの中にはすてきな小宇宙が広がっています。おしゃれな人たちのクローゼットには好きなテイストや色、スタイル、参考にしてみたくなるようなヒントがいっぱい!
扉の向こうはTシャツ天国! スタイリスト・榊原優佳さんの潔すぎるクローゼットの中身

榊原優佳
スタイリスト
クローゼットの主役は当然Tシャツ。優に50枚以上がかけてあり、〈ヘインズ〉の赤タグなどの無地ものはケースにまとめて。ハンガーは襟が伸びないようネックに通しやすい形状のものを使用。「転居の度にTシャツを処分してたんですけど毎回反省。この春の引っ越しから、もう絶対に残しておこうと決意しました」
扉を開けると目に飛び込んでくる何枚ものTシャツ。あとは数本に絞られたボトムに羽織りもの、インナーと、驚くほど潔い榊原さんの私服。
「仕事では甘めなテイストが中心ですが、自分用にはTシャツとデニムさえあれば十分。プリントTは柄が見やすいようつるしスペースに。昔は気に入った古着のバンドTシャツを5万円とかで競り落としたりしてましたけど、今は手頃な、どうでもいいような1枚が気分です」
白と黒が多いが「色とか柄物、ちょっと変な絵柄も年齢を重ねて迷いなく着られるようになりました」。仕上げはいつものシルバーアクセサリーにエアフォースワン。どこまでも浮気はしない。
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榊原 優佳
飯田珠緒氏に師事後、独立。雑誌やカタログを中心に活躍している。愛称はローズ。引っ越しで愛猫が実家に戻り、ただ今キャットシック中。
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Photo: Reiko Touyama Text: Aiko Ishii