今日は展示会、明日は撮影、明後日はパーティー(端っこでドキドキしながら)、1年365日ファッションを追い続けるGINZA編集部 員。その現場で見つけた、リアルにおすすめしたい、いやすでに買ってしまった、買いたいが銀行口座が(いや、家族が)がそれを許さない、そんなナイスのア イテムたちを、K・Y・C、編集部三姉妹が週替りでご報告します。まずは編集Cの展示会で見つけた夏の定番から。
編集部三姉妹が足で見つけたマストバイ。末っ子・編集Cが展示会でみつけた〈EYTYS〉のビーチサンダルとは?

自分のなかで「一線を超えてはいけない」と決めているアイテムがある。たとえば、パーカー。近所まではいいけれど、電車に乗るのはだめ。なぜなら、安心感がありすぎて、家のようなリラックスモードになってしまうから。カジュアル万歳!な自分にとって、堕落し過ぎないために気持ちがゆるみがちなアイテムは律する必要があるのだ。(といっても、他人から見たら十分にゆるいものだけれども)
夏の定番・ビーチサンダルもその一つ。夏らしいカラフルなものを見て心踊っても、いやいや、一度履いたらだらけてしまうとグッと堪える。だから、スニーカーでおなじみスウェーデン発〈EYTYS〉のビーチサンダルを、展示会で見つけた時は「これならあり!」と許してあげたい気分になった。それは、京都の老舗履物専門店「祇園ない藤」手掛けるビーチサンダル「JOJO」とコラボレートしたもので、実はブランド初のサンダルとのこと。見た目は、まあるいフォルムがモダンで、白・黒・紺の誠実な色展開が、気を抜きすぎず信用できるヤツなオーラを放つ。履き心地は、厚いソールの表面がコルクで肌触りよく、中身はEVAという軽い素材で、都会の固い路上にも負けない弾力がある。才色兼備のこの風格があれば、ビーチサンダルとはいえ、だれることはなさそうだ。ワイドパンツに合わせてもかわいいんじゃなかろうか…と妄想も膨らむ。今年の夏はこいつと一緒に、装いはきちんと、身体には優しく、ばりばり働くか。
ソールにはEYTYSとJOJOのロゴ入り。サンダル「JOJO」¥29,000(エイティーズ)
エドストローム オフィス ☎03-6427-5091
祇園ない藤「JOJO」http://www.jojo-manaproject.com/
EYTYS http://www.eytys.com