イタリアが誇るマテリアルブランド〈アルカンターラ〉が、〈ファセッタズム〉、〈フミエタナカ〉とコラボレーション。2023-24秋冬シーズンコレクション内の、イタリア製素材を使ったルックの発表を記念して、イタリア大使館でレセプションパーティが行われた。その模様をお伝えします!
〈ファセッタズム〉と〈フミエタナカ〉に〈アルカンターラ〉が素材提供!記念パーティに潜入

〈アルカンターラ〉は、100%メイド・イン・イタリーの最高品質を誇る生地メーカー。独自の技術が生み出す素材は、美しいだけでなく機能性も高く、ファッションから室内装飾、自動車まで幅広い一流ブランドを支えている。かつ、早くも2009年にカーボン・ニュートラル認証を取得するなど、サステナビリティの面でもテキスタイル業界を牽引する存在だ。
そんな〈アルカンターラ〉が、日本のファッションブランドに素材提供をすることに。画期的なプロジェクトにはスタイリスト・ファッションディレクターの祐真朋樹氏が参画し、コラボレート先として〈ファセッタズム〉と〈フミエタナカ〉に白羽の矢が立った。前者は、落合宏理氏が色使いや形で遊びながら物事の多面性を描く、東京らしいブランド。後者は、田中文江氏の自然な感性が形になった、しなやかで芯のある女性のための服を作っている。どちらもファッションシーンの「いま」を語るのに欠かせないデザイナーで、最高のマテリアルが個性豊かな表現に生かされている。
アルカンターラ社のアンドレア・ボラーニョCEO兼会長とコラボレーションルック。左側が〈フミエタナカ〉、右側が〈ファセッタズム〉。イタリア大使館にて。
そして過日、コラボレーションを記念したレセプションパーティがイタリア大使館で開催!日伊の文化がミックスされたインテリアや庭園を背景に、とびきりのモードが弾けた。両ブランドのルックが展示され、世界で活躍するトップモデルたちも大集合。イタリア伝統のクラフトマンシップを間近に感じ、素材が広げるデザインの可能性にも思いを馳せる……そんな特別な時間が流れた。
今回発表された作品の一部は、2023年秋頃に両ブランドからそれぞれ発売される予定。最高峰マテリアルとデザイナーたちの掛け算の結果は?今から、楽しみで仕方ない!