2023年6月2日(金)より、渋谷の「パルコミュージアムトーキョー」にてアートユニット〈ビオトープ〉の展示「ウェルカム トゥ ビオトピア」が開催。“ウェアラブル トイ(装うことができるおもちゃ)”をテーマにしたルックや、さまざまなアーティストとコラボレーションした椅子や什器などが並ぶ。
渋谷パルコで〈ビオトープ〉の展示が開催
カラフルな“着られるおもちゃ”が勢揃い
お出迎えしてくれるのは、カラフルで巨大な花や星、謎の物体……。絵本の世界から飛び出してきたような不思議な空間は、渋谷の「パルコミュージアム」内に現れた“楽園”の「ビオトピア」だ。
手がけるのは、田中優大と田中杏奈によるユニット「ビオトープ」。“ウェアラブル トイ(装うことができるおもちゃ)”をテーマに、子供から大人まで楽しめるユニークな服やアクセサリーを制作している。二人はヨーロッパ最大級のファッションコンペティション「ITS(インターナショナル・タレント・サポート)」にて、2022年にアートワーク部門のグランプリを受賞したことでも話題だ。
今回展示されるのは、空気で膨らむ素材で作られた象徴的なショーピースをはじめとする8体のルックと、それを取り巻くオリジナルのキャラクターたち。来場者がいる「パルコミュージアム」は“本島”で、周囲に“属島”が点在する群島世界というのが「ビオトピア」の設定だ。
さまざまなデザイナーや企業とのコラボレーションも勢揃い。デザイナーの富永航と共同制作した「インフレータブル(空気で膨らむ)チェア」や、ハンドメイドのセラミックアイテム手がける〈ショッキ〉と手がけた植木鉢などがラインナップ。一部のアイテムは予約購入も可能だ。
会場では“スーベニア(お土産)”も販売する。風船のような構造のバッグや、別売りのフィギュアをくっつけられるバッグ、カラフルなビーズで彩られたネックレスなどのアイテムがラインナップ。おもちゃのようなデザインながら、コーディネートのアクセントとしても使いやすそう。「“着る”という行為がもっと“遊び”と近いものになってほしい」というデザイナーの考えも感じられる仕上がりだ。
「フワフワ」な作品に囲まれて童心に帰れそうな本展示。この機会に訪れたい。
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「WELCOME TO BIOTOPIA」
会場: PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住所: 東京都渋谷区宇田川町15-1
開催期間 2023年6月2日(金)〜2023年6月19日(月)11:00~21:00 ✳︎入場は閉場の30分前まで。最終日は18時閉場
入場料: 500円 ✳︎小学生未満無料
Text: Koki Yamanashi