さまざまなフィールドで活躍するアイコンにとって毎日でも繰り返し身につけたいユニフォームのような存在とは?十人十色のこだわりが光る、プライベートスタイルを披露。
俳優・南 琴奈にとってのユニフォームとは?
同じ服を着る人たち vol.2
南 琴奈

ありのままの自分でいられる
体を締めつけないシルエット
中学生の頃から芸能活動をスタート、俳優やモデルとして活躍するライジングスターの南琴奈さんが、代々木公園近くの一角にふらりと現れた。その普段着のいでたちは若者が行き交う雑踏に紛れ込むようでいて、やっぱりどこかキラキラしている。
「私のユニフォームって何かなと考えると、とにかく着ていて楽チンな服。この〈GNARLY〉のトップは、ほどよいストレッチが効いていて、ぴったりして見えるけれど窮屈じゃないところが好き。寒色系が多い私は迷わずグリーンを選びました。ボトムはだいたいジーンズですね。太股部分がたっぷりとしていて、少し裾が広がっているワイドなタイプです。シルエットがダボダボなのを着るのが今の気分。しゃがんでもお尻まわりがパツパツにならないし、ウエストもゆるめで、たくさん食べても苦しくならない(笑)。下にボリュームを持たせた分、上半身はコンパクトにしてバランスをとりました。ちょっとだけおへそを見せて、抜け感も加えて」
シンプルなコーディネートだからこそ微妙なさじ加減が大事。そして小物も重要なアクセントだと言う。
「先日出演した映画の監督からいただいた〈アップル〉のヘッドフォンは、アルミニウム製イヤーカップのマットな質感に一目惚れして、ただ首にかけているだけで可愛いからいつもお供に。厚底のエアフォースは真っ白過ぎが嫌で、わざと汚してからはきました」
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南 琴奈
みなみ・ことな>> 俳優。2006年生まれ。20年にMr.Children「Documentary Film」のMVに出演し話題に。23年はNetflix『舞妓さんちのまかないさん』、映画『アイスクリームフィーバー』(7月14日公開)に出演。
Photo:Naoto Usami Text:Mari Matsubara