春先から中国茶にハマり、茶葉を集め、茶器を探して、手引きとなる本を何冊か求めました。繰り返し読んでしまうのは、20年以上前に出版された一冊で、非常に優雅なのです。
一杯のお茶を楽しむために、創意を凝らし、真心を尽くし、リアルなおもてなしをうけているような気分になります。
四季折々、二十四節気に合わせてお茶を楽しんでいく、豊かで美しい世界です。これだけ焦がれるのは、自分に欠けた何かがあるからでしょう。
中国古典の講座でも、「古代の中国は、“旬”で時を測った」という話が出ました。つまり、10日が1サイクルなのです。
「上旬、中旬、下旬」、日本にも伝わっていて、今でも現役で残っています。でも、基本は7日の週のリズム。今週、来週で話す方が、より現実的で、シェアしやすいでしょう。
10日間でひと区切りが、7日間に凝縮されたのですから、それは、気忙しく、何かに追われている感覚があるのも無理はないですよね。