旅をしたときって、日常のストレスや凝り固まった考えから解放され、どこか自分の視野が広がる感じがしませんか?それは最高な音楽を聴いたときの気分にも似ている気がします。3月20日、2年ぶりとなる3rdアルバム『BLUEHARLEM』をリリースしたばかりのYOGEE NEW WAVESのメンバーにとって、“旅”は音楽の大事なインスピレーション源のよう。GINZA編集部差し入れのおやつを食べながら、メキシコ、カンボジア、アメリカ、インド…自分自身や音楽制作に大きく影響した旅について、ワイワイ語ってもらいました。
レールに乗らない旅の話をしよう。アジアから南米旅行まで、YOGEE NEW WAVESの創作を刺激した旅

YOGEEが世界中から選ぶ、
NO.1ポテチとは?
──今日は、YOGEE NEW WAVES(以下YOGEE)のみなさんに編集部から差し入れのおやつがあります。世界各国のポテチ&スナックです!ポテチの本場(?)アメリカのほか、日本、韓国、タイ、インドのものをチョイスしてみました。
竹村郁哉(以下、竹村) うーわ、すごい!
角舘健悟(以下、角舘) おー!!マジすか!?
上野恒星(以下、上野) こうして並べてみるとお国柄が出ますね!どれからいく?
角舘 (粕谷さんが袋を開けるのを見て)がっつり開けるね。パーティスタイルじゃん!
粕谷哲司(以下、粕谷) その方がみんなで食べやすいかな〜って(笑)。あっ、袋開けると、イモの香りがしっかりするわ。
ポテチW杯 with YOGEE開幕!まずは4人で、それぞれのポテチ&スナックのジャケットを物色。アメリカのポテチブランド「Lay’s」のサワークリーム&オニオン味を指して、「やっぱり定番が一番そそるかなー」と角舘さん。
「Lay’sは海外に行ったときによく食べます。というのはアメリカだと、(ファーストフードチェーンの)サブウェイで、サンドイッチのサイドメニューとしてLay’sが出てきたりするんですよ」と上野さん。
定番のLay’sは全員が「うまい!」と太鼓判。韓国で爆発的ヒットしたポテチ「ハニーバターチップ」については、「甘じょっぱいね。女性は好きな味かもしれない」と竹村さん。粕谷さんが、みんなが食べやすいようにと袋を”パーティ開け”してくれた。
日本の高級志向なポテチ「奥能登しおポテトチップス」に唸る4人。「この硬派な裏ジャケを見てよ」と上野さんが差し出す。原材料はイモと油と食塩だけというシンプルさの上、奥能登の浜塩使用、釜揚げ製法というこだわり。
奥能登しおポテトチップスのシンプルなおいしさに、「これで米食えるわ」と粕谷さん。上野さんも「素材が生きる味系だね」とコメント。
タイの「MANORA」というタロイモチップスを実食。日本の「サッポロポテト」に似た形状で、「個人的にはこれ、めっちゃうまいかも!サッポロポテトのバーベキュー味がやや薄くなった感じというか」と竹村さん。
締めはちょっと変化球で、インドで国民的人気のスナック「KurKure」のカレー&ハーブ味。去年インドに行ったという竹村さんによると「匂いがもう超インド!」。「味もパンチあるっすね」と上野さん。
どれが一番好きだったかを聞くと、角舘さんと上野さんはアメリカのLay’s。粕谷さんは日本の奥能登しおポテトチップス。そしてサッポロポテト好きの竹村さんは、タイのタロイモチップス。やっぱり定番が人気だけど、意外と意見がばらけました!
クリアなマインド。あたらしい価値観。
YOGEEに影響を与えた4つの旅
──今日のおやつに世界各国のポテチを選んだのは、”旅”についてお聞きしたいと思ったからなんです。YOGEEのみなさんは先日、4人それぞれの海外旅行の写真で構成したZINE『YOGZINE Vol.2 未知との遭遇』を作ってもいましたね。旅は、新作アルバム『BLUEHARLEM』のインスピレーションのひとつでもあるそうで。そんな冒険好きなみなさんに、旅のよさをお聞きしてみたいなと。ひとりの人間として、あるいはミュージシャンとして、影響を受けた旅のエピソードをぜひ教えてください。
角舘 旅、いいっすねー。俺の場合、海外旅行はかれこれ10数か国は行っていると思います。旅に行って帰ってくるといつも、自分のマインドがクリアになるのか、自分にとって必要なものとそうでないものがめちゃくちゃわかるようになるんです。去年メキシコから帰ってきたときなんかは、200枚くらいあった洋服を30枚くらいに断捨離しました。
──YOGZINEでもそのメキシコの旅行を紹介されていましたね。そんなによかったですか?
角舘 はい。メキシコのハニツィオ島という小さな島を訪ねたんですが、その島の町に住む人たちのミニマムな生活がすごくよくて。町に学校はひとつしかないので、友だちは全員同じ学校出身で、みんな顔見知り、という世界。経済が潤沢に回っているわけではないけれど、誰もが助け合って欲張らないからこそ、成立している世界なんです。もし誰かひとり他の人を騙す人がいたら、その町は壊滅してしまうと思います。そんな島の人たちの生活が本当に幸せそうで…、そういうことを感じると、俺の部屋のものがガーッと減るわけです(笑)。
──日本の都会とは違う文化に触れると、気づくことはたくさんありそうですね。
粕谷 俺もYOGZINEで紹介したカンボジアの旅で、プレアヴィヒア寺院という場所へ行ったんです。そこがすごくよかった。シェムリアップという近隣の街から車で4時間、2ケツのバイクで30分山を登り、そこからさらに1時間半歩いてようやくたどり着く場所なんです。その道中は、神に向かって歩いているような神聖な感覚で。ようやく山頂にたどり着いて景色を眺めているときに…、ちょっと、これは話していいのかな…
──何でしょう、ぜひ教えてください!
粕谷 少しスピリチュアルっぽく聞こえちゃうかもしれないんですけど、”大地が鳴る音”が聞こえたんです。
──大地が鳴る音……。それは抽象的な意味で?
粕谷 いやいや(笑)、ちゃんとした音として聞こえたんです。「ゴオオ」というような、すごく低い音なんですけど、その音が鳴るたびに風が吹くんです。大地が鳴ると風が吹くんだ、いうことを体で感じてしまって。そんな身体感覚が「音情報」として自分の中に入り込んできたことが大事だったんです。自分も音楽に携わる身として、感覚で感じる感動って価値があるんだなと実感しました。
──何か変わりました?
粕谷 感覚が研ぎ澄まされた気がしますね。元々俺はものごとを論理的に理解するタイプなんですけど、この旅の後は、たとえば新作アルバム『BLUEHARLEM』制作中、(角舘)健悟に「この曲のイメージは青なんだよ」と言われたときに、自分の中でイマジネーションを膨らませる力が増えた気がするんです。妄想力が養われたというか(笑)。
角舘 今回の制作中、すごくいい感じだったよね!
──上野さんが影響を受けた旅といえば?
上野 17歳のときに、オーストラリアに2か月間ホームステイしたんです。あっちの人たちの暮らし方ってすごく自由で、働くにしても、自分の人生を豊かにするために働いているんですよね。夕方の16〜17時には仕事を切り上げて、家に帰って趣味で自分の家を改築したり、増築したりしてるんですよ。だから友だちの家へ遊びに行くと、「家の隣の離れは俺が作った」とか「この屋根裏は俺が作った」とか言われたりとか(笑)。
──わー、いいですね!
上野 俺も学校から帰って暇なときは、毎日のようにひとりで、裏の川で釣りをしていたんです。しかも釣りをしながら、当時好きだったSuper Furry Animalsの『Juxtapozed With U』という曲を大音量で流して聴いて、夕日を眺めたりして。そういう風に、自分の好きなように自由にふるまうのが、向こうではある種普通なんです。日本だったら変に思われそうなことをしても、向こうでは誰も何も言わない。
田舎で育った俺は周りの大人たちから、高校を出たら大学、大学を卒業したら就職という決められた生き方のレールしか教わっていなくて。でもそれがいやで、Rage Against Machineみたいな激しい音楽ばかりを聴きながら、何とか反抗しようともがいていたんです。そんな時期にオーストラリアで暮らして、こういう自由な生き方もあるんだなって知れたことが今にすごく影響していますね。
──高校生のときにそんな風に視野が広がったなんて、本当に素敵な経験ですね。
上野 決められたレールに乗らず、自分らしく生きることが、日本でももう少し普通のものになればいいなと思います。そうなりつつある風潮が今はあると思うけれど、実際のところはまだまだそうじゃないから。自由な生き方や考え方とかそういうのを、大好きなことを仕事にした俺らYOGEEが活動を通じて少しでも示せたらなと。
──竹村さんはYOGZINEによれば、去年はインドに行かれたそうで。
竹村 そうなんです。だからさっき食べたインドのスナックは旅の当時を思い出す匂いがしましたね。インドは不思議な国でした。めちゃカオティック。去年は、ガンジス川沿いにあるバラナシに行ったんです。そこのガート(※川に向かって階段状に作られた沐浴・葬礼のための場)のひとつに、マニカルニカーガートという火葬場があって。俺らが行ったときも実際に人が火葬されていて、パッと川の方を見ると、牛の死骸が浮いていて、その死骸を船にくくりつけて沖へ運ぶ人がいました。動物は火葬できないので。
──日本人からするとショッキングな光景ですね…。
竹村 死が日常の風景としてあるんですよね。たとえばマニカルニカーガートの隣には、身寄りのない人が自分の死後に死体を火葬してもらうために集まる、つまり彼らが死を待つための寺院があるんです。日本人の俺らにとっては、おとぎ話に近いような状況だけど、インドでは信仰として生きているんだなと…。そんな風に、聖地に来てちょっと感動していた俺の隣で、同行した友だちが詐欺師に引っ張られて裏路地に消えていくという(笑)。無事だったんですけどね。
──聖地に詐欺師…ギャップがすごいです。
竹村 こんなにいろんな価値観が渦巻く国に来たのは初めてだなという感覚がありましたね。今までの自分の価値観では理解できないような経験をして帰ってきて。この旅を経て、自分の中に芯ができたなって感じているんです。多分、これまではバンドの一員としての自覚がどこか乏しかったんですよ。でも今回のアルバムには、旅でできた芯が露骨に出ていると思う。
角舘 ボンちゃん(※竹村さんの愛称)、それどういうことか、俺も気になる。
竹村 YOGEEに入ってから、これまでは健悟が作った世界をどう表現するかが、俺の中で一番デカい価値観だったんです(※上野さんと竹村さんは2017年1月より新メンバーとして加入)。でも『BLUEHARLEM』では、自分が受けたインスピレーションを何よりも大切にしたんです。
曲でいうなら『emerald』かな。最初デモを聴いたときは街のイメージが浮かんだけど、メンバー全員で合宿して曲を練って、その後インドに行って帰ってきたら、自分の中の印象がまったく変わっていた。言葉にするなら「夜空を飛んでるような、深海を漂うような気持ちよさ」が近いと思うんですけど、漂っていくものの動きや色。濃紺に近い深い青の中に、薄く発光している物体が、線を描きながらたゆたうような。自分の中ではそんなイメージを描きながら音を紡ぎましたね。
4人の音楽活動はまるで旅のよう。
思い出が詰まったBLUEHARLEM
──先ほど粕谷さんや竹村さんがおっしゃったように、みなさんが旅で得た感覚が、今回のアルバムにも生きているんですね。
角舘 それでいうとアルバムに入っている『Summer of Love』は、みんなで合宿をした中でできた曲で。曲を聴くと当時の景色や温度、みんなで練習した部屋の感じをすごく思い出しますね。合宿を旅と呼んでいいのかはわからないけど。
上野 合宿は2回行ったよね?2017年と2018年の夏頃、長野県の同じ場所に行ってるんです。最初の合宿でこの曲のネタみたいなのができて、2回目の合宿のときに仕上がったんです。
角舘 合宿中の思いがめっちゃ凝縮した曲ですね。起きたら演奏して、誰かがご飯作って、その後はちょっと運動して、演奏して、夜は飲んで、映画観たりする生活を4日間くらい。牛が食べる用の牧草地が広がっている場所で、みんなで野球したりとか。
──半分仕事、半分バカンスという感じがして、たのしそうな姿が目に浮かびます!
角舘 『Summer of Love』は、テ、テン、テ、テン、テン、テンっていう冒頭のリフが最初にあって、それを合宿中にみんなに聴いてもらったら「いいね!これで曲作ってみようか」となって。それで実際に音を出し始めたよね。この曲については作詞の面でも、自分なりに美しい表現ができるようになってきたなと思っています。
──「美しい表現ができるようになった」と感じたのは、具体的にはどういう部分でですか?
角舘 たとえば「3度目の夏が過ぎて 雨音も柔らかくなった/それをひとつだけ編んで 冬は巻いてすごそうか」というフレーズ。「3度目の夏」が過ぎたのは、俺の中のある実体験なんですが、それだけの時間を過ごして嫌だった雨もそうじゃなくなったんです。克服した雨をちゃんと記憶に残すために、編んでマフラーにして冬に過巻いて過ごそうっていう。
──角舘さんの歌詞はシンプルなんだけど、「言葉にならない感情を言葉にしている」というような印象があって。曲を聴いていて「一体どうやったらこんな歌詞思いつくんだろう?」とハッとすることがよくあります。
角舘 ライフスタイルの話になっちゃうんですけど、やだなと感じたときは「やだーー!!」、嬉しくてハッピーなときは「やったーー!!」って口に出すことを普段から大事にしているんです。とにかく、なるべく素直な言葉を使うようにしています。その方が人に伝わりやすいなと思っているから、難しい言葉は基本あまり使いたくないんです。昔からそういう思考で、気づいていたらそれが詞にも影響していたというか。
でも何なんでしょうね、自分で「上手になった」と言っておきながらアレなんですけど、ときどきわからなくなるんですよ。普段の自分と歌詞を書いている自分って、別の人間のような気がして。あえて言うなら作詞中の自分は多分、ピュアな自分。無駄な感情を完全に削ぎ落とした、素っ裸な自分が書いていて。こいつの説明は難しいんですけど、詞を書いているときだけ、こいつが出てくるんです。
──たしかに歌詞って、書こうと意識して書けるというものでもなさそうですよね。角舘さんの場合は、“ピュアな自分”が表面に出てきたときに、自ずと詞が生まれてくるんですね。
角舘 別人の自分が書いているから、少し時間を置いてから客観的に見返すと、俺自身も「こんなこと書いていたのか」と感動しちゃうんです。歌詞には実話も含まれていて、というのは自分が体験したことしか言葉にしたくなくて。『Summer of Love』の「教会に迷い込んで」というフレーズも、実際にこっそりミサをのぞいていた時期があったから書いたんです。でもあんまりそういうことを言ってしまうと俺の記憶になってしまって、聴いてくれるみんなが曲に入る隙間がなくなってしまうからおもしろくないと思うんですけど。
言葉って、自分の中からスラスラとは出てこないんです。今も曲を書いているんですけど、メロディはわりとすぐ出てくるけど、そこにどういう言葉を乗せたらいいかまだわからなくて。でも、たとえば俺が友だちの相談を受けて、俺との会話がキーになって、そいつの人生がまた動き出したとしたら、そのできごとはあっという間に詞になる。そういう人間しか持っていない心の機微みたいなものを見つけた瞬間に言葉が出てくるんです。
──歌詞ともつながると思うんですが、今回のアルバムタイトルでありタイトル曲の名前でもある「BLUEHARLEM」という言葉には、どんな意味が込められていますか?
角舘 青=BLUEはまず青春の色。でもブルースやジャズの世界のBLUEは、「憂い」「哀愁」といった言葉に変わるんです。「BLUEHARLEM」は造語なんですけど、BLUEなままでいることが許される場所という意味です。人にとってすごく癒しの場所で、ずっといたいけれど、いられない聖域みたいなイメージ。
──人間、いつまでも憂いたままではいられないですものね。
角舘 そう。もちろんいてもいいんだけど、ずっとはいられないんです。俺らYOGEEももうBLUEHARLEM からは出発していて、今は4人でコンパスをにらみながら、次の目的地を検討しているところ。みんなには『BLUEHARLEM』を聴いてたのしんでもらって、その間に俺たちはその先を見つけに行くつもりです。とか言っといて、逆に戻ってきちゃったりしてね(笑)。
粕谷 でも目的地をあれこれ決めなくても、進んでいくうちに自ずとどこへ行くかわかるよね。自然体でいることが一番な気がする。
角舘 そうだね。手間暇かけることと、こだわること。これだけは絶対やっていれば、あとはその2つがLUCK(幸運)を引き寄せてくるんです。自然に光が見えてきて、「そっちへ行けばいいのね」ってわかる。ある意味、人生なんて運任せです(笑)。
竹村 本当にそのとおりで、目的地を決めずに進んでいると必ず気づきがあるんだよね。言葉を先につけてしまうと、制約が生まれてしまう。俺らのようなバンドは、特にそういう側面が強い気がするし。
角舘 そうやって自分たちが自然とたどり着いた場所に、一つひとつ名前をつけてきたよね。それがアルバムのタイトルにもなってきたんだ、今までずっと。ある夜を「CLIMAX NIGHT」と呼んだり、「PARAISO」と呼んだり、「SUNSET TOWN」と呼んだり。全部、実際にあった現象にニックネームをつけていってるような感じです。
竹村 アルバムのタイトルが決まって、バンドが経験したことにニックネームをつけていくのを、いつもたのしみにしてる。「これが起きたのは、ここにたどり着くためだったんだな」って思えるというか。今振り返るとすべてのアルバムに必然的な名前がついているなと感じるんです。
角舘 でもいつもギリっギリに決まるよね。何パターンもタイトル案は出すけど、しっくりこなくって。そういうとき仲がいいSuchmosのKCEEに相談すると、「勝手に決まるべ。降ってくんべ」とか言われたりするんですけど(笑)、まあ実際にそうなんだよな。今回のアルバムも「今夜中に決めないと本当無理!」ってときに、飲みながら「『BLURHARLEM』は?」ってメンバーに言ったら、「お〜〜!!」って反応してくれて、みんなその気になっていった。そういえば思い出したんだけどさ、前作のタイトル「WAVES」が決まったのも、ラジオ中だったよね。オンエア中に「『WAVES』ってどう?粕ちゃん!」って言ったら「何のこと?」って顔されたから、「2ndアルバムのタイトルだよ!!」って言って(笑)。
粕谷 あ〜、そうだったわ〜。ラジオ中に何を言い出したのかと思った!
上野 個人的には今回の『BLUEHARLEM』のテーマが、大きなストーリーでいうと“島”とか“旅”だったとすると、次は“街”でもいいんじゃないかなって。事実俺らは東京という街に暮らしていて、そこへ立ち返るというか。
角舘 不思議と、俺も次は“街”なんじゃないかって気がしてる。普段から4人揃って同じ景色を見ているというのもあるけれど、バンドって何かテレパシーみたいなのがあるよね。決めてないのに決まってるというか。うん、次の舞台は街っぽいね。どんな街なんだろう?
──だんだんYOGEE NEW WAVESの活動自体が、壮大な冒険の旅みたいに感じられてきました。YOGEEのみなさんがこれからどこへ向かうのかたのしみです。今日はどうもありがとうございました!
【NEW RELASE】
3rd Album『BLUEHARLEM』
2019年3月20日 リリース
初回限定盤 CD+DVD
品番:VIZL-1540
価格:¥3,800+税
通常盤 CD
品番:VICL-65136
価格:¥3,000+税
CD
01. blueharlem
02. Summer of Love
03. CAN YOU FEEL IT
04. Good Night Station
05. Suichutoshi
06. emerald
07. Bring it Home
08. past song
09. Bluemin’ Days(Album ver.)
10. SUNKEN SHIPS
DVD
■Bluemin’ Days Asia Tour Documentary “Love you Asia”
■Music Video
「Bluemin’ Days」「CAN YOU FEEL IT」「Summer of Love」
■CAN YOU FEEL IT TOUR at Zepp DiverCity Tokyo 2018.12.13
「Climax Night」「Sunset Town」「Bluemin’ Days」
「Like sixteen candles」「CAN YOU FEEL IT」
「Summer of Love」「emerald」
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YOGEE NEW WAVES
角舘健悟(Vo、Gt)、粕谷哲司(Dr)、竹村郁哉(Gt)、上野恒星(Ba)の4人によるロックバンド。2013年より活動開始。2014年4月にデビューe.p.『CLIMAX NIGHT e.p.』をリリースし、『FUJI ROCK FESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。2ndアルバム『WAVES』はCD大賞2018前期のノミネート作品に選出される。2018年3月に『SPRING CAVE e.p.』でメジャーデビュー。2019年3月20日3rdアルバム『BLUEHARLEM』をリリース。6月から全14公演に及ぶ全国ツアー「TOUR BLUEHARLEM 2019」が開催決定。
yogeenewwaves.tokyo
@yogeenewwaves
Text: Aya Kuribayashi Photo: Tomohiro Takeshita Edit: Milli Kawaguchi