水曜オールナイトニッポンのパーソナリティを務める乃木坂46の新内さんが、もともとニッポン放送の関連企業で働いていたことはファンの間で有名な話。そのきっかけや現在とのつながり、今後の密かな願望をたっぷりと語ってもらいました。
乃木坂46・新内眞衣さんに聞く、アイドルとラジオの化学反応〈後編〉
中味を知ってもらって
より身近に感じてもらう
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—2019年からは『乃木坂46のオールナイトニッポン』として、毎回ゲストメンバーを迎える体制になりました。
「1期や2期のメンバーとは9年来の付き合いなので、ざっくばらんに語り合えるけど、3期と4期とのコミュニケーションは、まだまだこれから。ラジオが初めてというメンバーも多いので、なるべく楽しんでもらいたいなって思っています。好きなことしゃべっていいよ〜といきなり言われたとて、やっぱり怖いじゃないですか。だから放送前にちょっとだけ会話するようにしていますね。〝緊張してる?こういうこと話すとファンも喜ぶはず!〟とか。アイドルって、いい子に見せようって部分がたくさんあると思うんです。自分の感情をさらすと嫌われるかも、と不安になるかもしれないけれど、それは私は違うと感じていて。中身を知って好きになると、ずっとファンで居続けてくれるはず! そう考えると、昔からアイドルのラジオは多いけれど、身近に感じられるツールとして理に適っていますよね。乃木坂46のANNではSHOWROOMでラジオ収録の風景を公開しているので、ファンの人にもその雰囲気が見えているはず」
—声だけでなく、画面越しにも見られているんですね。服装やヘアメイクなど気をつけていることはありますか?
「25時スタートなので、疲労はやっぱり隠せないかも(笑)。日中はコンタクトレンズをつけているのですが、夜はメガネ姿が多いですね。話していると肩が上がっていってしまうので、なるべく服装はゆったり、プライベートな雰囲気でお届けしています。いくら慣れてきたとはいえども、放送は毎回緊張感を持つのが大切。特にANN0からANNに移ったときに、意識が変わった気がします。放送範囲が36局と倍以上になり、リスナーの層がぐっと広くなる。もちろん、今はradikoもあるので、もっと幅広い方たちに届けられているといいのですけれど。そして、ANNのリスナーの気持ちを考える機会が増えました。月曜から土曜まで毎日聴いているのに、水曜だけつまんないじゃん、聴くのヤメようって飽きられる番組にはしたくない。乃木坂46のファンだけじゃなくて、ラジオファンにも刺さるような内容になるように心がけてます。これからも番組をしっかりと残していけるように頑張ります」
番組の垣根を越えた
同世代の交流が夢!
—ラジオを愛す1人のリスナーとして、よく聴いていたANNはありますか?
「会社員時代に好きでよく流していたのは『朝井リョウ&加藤千恵のオールナイトニッポン0』。小説家や歌人として言葉を生業とする方たちのラジオって、こんなに面白いんだ!と衝撃でした。ラジオって長時間話すから、その人の本質が垣間見えますよね。三四郎の相田さんや、アルコ&ピースの平子さんもそうですけれど、素でユニークな人の話は、本当に魅力的だなと思います。
—ANNXが始まり、パーソナリティも増えました。今後コラボレーションしてみたい方はどなたでしょうか。
「菅田将暉さんや霜降り明星さん、ファーストサマーウイカさん、Creepy Nutsさん、YOASOBIさん、そしてこの前ゲストに来てくれたフワちゃんさんなど、今のANNでは、同世代の方たちがたくさん活躍してます。ラジオを始めた2016年にはなかった、新しい時代感ですよね。番組の垣根を越えてもっと交流したいし、いつかイベントもやってみたい。そのときはもちろん、佐久間宣行さんのプロデュースで!えっ、同じ企画のインタビューに佐久間さんが出るんですか?私の記事に気づいて読んでくれたら、ぜひ一緒に実現してほしいです!」
*佐久間宣行さんのインタビューは後日公開!
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新内眞衣
1992年生まれ、埼玉県出身。大学在学中の2013年に乃木坂46の2期生オーディションに合格し、2014年3月より正規メンバーとして活動。パーソナリティ歴は6年目に突入。