「私たちの街、東京」に登場したチャーミングバスターズのお気に入りアドレスは?JUN MIKAMIのデザイナーの三上純さんは民芸店などを推薦してくれました。
JUN MIKAMIデザイナー・三上純さん、私の行きつけ教えます!

標
カゴの他に箒なども豊富。
店主の栗山花子さんは、民芸品の魅力に気づいてから5〜6年構想を練って、念願の店をオープンした。
左から 益子の寒竹平ざる ¥1,700、砥部焼のマグカップ ¥1,950。
小鹿田焼の鳥型箸置き ¥250、やちむんの魚型箸置き ¥600。
小鹿田焼の花瓶 ¥2,500*すべて税込み
地域特有の技法で作られた、
日本各地の暮らしの道具が集まる店
「器を扱う店としては東京で最愛の1軒。店主の審美眼が素晴らしく、行くたびあれもこれもと買ってしまいます」と、三上さん。惹かれるのは、器やカゴ類だとか。ここに並ぶのは、地域特有の材料や技法を守り、生活の道具として作られた民芸品や工芸品の数々。離島や山間部の村のものには、葉を折りたたんだだけの箒など形がユニークなものが目立つ。「やや都心から離れたところにありますが、行く価値ありです」
住所: 東京都北区中里1-4-3 丸一コーポ101
営業時間: 11:00〜18:30
定休日: 火、仕入時
GRANPIE
店内は食器&雑貨のエリア、アパレルエリア、家具エリア、布エリアなどに分かれている。
トルコの遊牧民たちの織物・キリムは、自家用に作られた味のあるデザインがそろう。
左から 壁に飾られた実物大ほどの水牛の壁飾り ¥120,000、真ちゅう茶さじ ¥ 500。
鮮やかな布張りが目を引くトルコのスツール ¥25,000。
毎日通っても新しい出合いがある、
世界の民芸を扱うパイオニア
西洋を中心に、トルコ、アフガニスタン、スウェーデンなど、さまざまな国と地域の民芸品がぎっしり詰まった老舗。世界中のテキスタイルや雑貨が毎日のように入荷し、「訪れるたびに違う店に見える」という声も常連客から上がるほど。三上さんも15年以上通うファンで、自宅には「グランピエ」で手に入れたものがたくさん。「2カ月に1度は必ず訪問します。自宅用のものだけじゃなく、展示会で使う什器を買うことも」
住所: 東京都渋谷区神宮前3-38-12 パズル青山
電話番号: 03-3405-7269
営業時間: 12:00〜20:00
定休日: 無休
dessin
「たとえロシア語の絵本でも、子どもが真似して絵を描いたり、想像力を膨らませられたりします」とスタッフの小宮山幸子さん。
本だけでなく、イラストレーターの作品や雑貨なども取り扱いあり。
上から、イギリスの学生たちの作品集『Plans for other days』¥25,000、人気作家オキーフの画集『花』¥10,000、顔のように見える金具やドアノブなどを集めた『Face to Face』 ¥3,000。丁寧に拭き作業され、状態の綺麗な本が多い。
見ているだけでもワクワク、
グッドビジュアルな古本ばかり!
グラフィックや写真の古書が多く集まる渋谷「東塔堂」の姉妹店として開業。「字が読めない子どもでも、外国語の知識がない大人でも、パッと開くだけで楽しい本を」と、チェコやイタリアなど海外の本を中心に、ビジュアルで心を動かす本を取りそろえている。「すでに絶版になっている貴重な写真集などを手にとって眺めることができるのもうれしいですが、プレゼントとして贈りたくなるようなものが多いのもポイントです」
住所: 東京都目黒区上目黒2-11-1
電話番号: 03-3710-2310
営業時間: 12:00〜20:00
定休日: 火
Photo: Kenya Abe Text: Kahoko Nishimura