🛋LIFESTYLE私と部屋 vol.99 古い物から新しい物まで。インテリアとモチーフの物語を紡ぐ ー 片山 久美子さん21 May 2022前回(私と部屋 vol.98)ご登場の守 真史さんにご紹介いただいたのは、〈シティショップ〉コンセプターの片山 久美子さん。 久美子さんの暮らしの3カ条 1. 物語があるものと生きる 2.「余白の美」を思い描く 3.娘が寝たら、部屋をリセットする 神泉のDEMODE FURNITUREで購入した大きなダイニングテーブルは、古い教会のドアを使ったビンテージアイテム。どっしりとした脚で居住空間に重みを与えてくれる存在です。家族や友達、大勢で食事を共に出来るのが嬉しい。 有機物と無機物のコンビネーションに特別な美しさを感じます。木や植物を使ったものには、ソリッドなアイアンを。石や陶器の横には、冷たい素材を。バランスを整えながら飾るキャビネットの上は、定期的に変更して、気分を一新。 部屋の空気を変えてくれるので、植物は欠かせない存在。生花だけでなく、大きな枝振りのたっぷりとしたグリーンがとても好きでよく活けています。目に入るだけで気持ちが高揚し、ヒーリング効果も。 思い出の品々を留めて作ったランプシェード。ビンテージのスプーンにフォーク、懐中時計、リボン、〈エリクソン ビーモン〉のネックレスなどを。 1960年代半ばにアンディ・ウォーホルが発表した「キャンベルスープ缶」をスクリーン印刷したペーパードレス・Souper Dress。貴重なものなので額装しています。 手前にあるGLOBE ANTIQUESで購入したビンテージのカウンターは、裏面には棚台をつけ、食器や家電がたっぷり収納できる仕様に。奥には、Cees BraakmanによるJapanese Seriesのキャビネット。長い間探してもなかなか見つけられなかった品を、信頼する友人のお陰でついに迎え入れることができました。一生の宝物。 キャビネットの閉じている下2段には、パントリーとして食器や食材を収納してすっきりと。上2段はシェーカーボックスや作家さんの器、旅先で手に入れたオブジェなど、大切な物たちを並べています。フラットなマインドを保てるように、常に余白を意識。 無類の器好き。大好きな作家さんたちの作品や旅先で手に入れてきた思い出深いプロダクトは、相反する素材感のビンテージシェルフにディスプレイ格納。二階堂明弘さんの器や、友人にいただいた大蝶恵美子さんの土鍋は、料理が絶品に仕上がります。 器と並んで、無類の壺好き。骨董屋さんで出合う日本の古い壺や世界中の伝統文化の壺は、土物、絵付け、共に感覚に引っかかった物を手に入れます。写真の両取っ手の壺は、ケニアの水差し。 娘の出産祝いに大事な友人から贈られた、10人のインドのアーティストによる絵本『太陽と月』。手梳きの紙にシルクスクリーンで印刷され、一冊ずつ手づくりの丁寧な作品は、眺めるたび癒されます。買った時から動かないビンテージGUCCIの時計も宝物。 TVキャビネットの脇に配された植物コーナー。クリーンでモダンな印象になるよう、植物の種類と鉢、その他小物でバランスを。 ソファはTRUCK FURNITUREで3-SEATERをオーダー。太畝コーデュロイの張り地にフェザークッションが抜群の座り心地で、立ち上がれなくなる…。長年愛用していますが、飽きない名作。 ソファ前のローテーブルは、ビンテージのトランクにアクリル板を打ち付けたもの。もちろん、トランクの中にはたっぷり収納もできるので嬉しい。 娘にいただいた美しいHERMÈSの塗り絵や、インドのアーティストによるハンドメイドの絵本。ここへ大事にしているプロダクトを飾っては、日々癒されています。 久美子さんの紹介する次回のゲストは、和井田 多佳さんです! #インテリア#部屋と暮らし#部屋#ライフスタイル#私と部屋🕊シェア