さまざまなジャンルでモノクロームの話題が飛び交っています。 旬のクリエイションや現象から、いま注目すべき理由を考える。
🛋LIFESTYLE
モノクロ専用機、相次いで発売中
なぜ今、黒と白なの⁉最新トピックス5
モノクロで撮ってこそ今どき写真?
フォト界隈では、“原点”回帰の動きが見られる。2023年春、〈ライカ〉〈ペンタックス〉から相次いでモノクロ専用機が発売された。明暗のみで世界を捉えるのは、写真撮影の本質。それを味わえる機器に「プロアマ問わず夢中になっている」という(ライカ広報)。「カラーしか知らない世代には、新鮮な表現として人気を博していると思います」(ペンタックス広報)
白黒写真を撮れるレンズ付きフィルムがブームなのは、ニューヨーク。「アナログ感が若者に受けているようです。〈イルフォード〉のものはギフトショップなどでも販売されていて、街のいたるところで見つかります」と現地コーディネーターが教えてくれた。近年のレンズ付きフィルム復権と同じ流れが、海の向こうではさらにラディカルになってきたのかもしれない。
TikTokでも「モノクロ画像の投稿は増えている傾向にあります」(TikTok運営チーム)とのこと。あえて色を消すエフェクトが流行中。〝モノクローム=フォトジェニック”という方程式が定着してきたみたいだ。
写真好きが愛するカメラメーカー二社がモノクロ専用機を発売
Photo: Miu Yasuda Text&Edit: Aiko Ishii, Motoko Kuroki, Junk Tatsumi Cooperation: Azumi Hasegawa