長い連休、みんな何しているんだろう?「いいお休みを過ごせたな」と思えるアイディアが知りたいな。素敵なモノやコトに精通したあの人の、休日の過ごし方をちょっと覗き見。
よく働き、よく遊ぶために。健康ヲタなエディターMKが教える、はじめてのお灸

よく働き、よく遊ぶために、体によさげな健康テクを試してみるのが好きです。
白湯、冷えとり、足つぼ、プチ断食、ヴィーガン食…と、我ながら「修行僧かよ」って感じですが、20代後半から31歳の今まで、さまざまに試してきた中で、特に自分が効果を感じて、しかも気軽に生活に取り入れられる健康テクだと思うのが、「お灸」です。
年々思うのですが、体こそ一番の資本ですよねー。基本的には健康だったとしても、生理痛や体のだるさ、ちょっとした頭痛などがあると、なかなかアクティブな気持ちにはなれません。そんなとき、お灸の効果はテキメンです。
ヨモギでできた“もぐさ”に火をつけ、その熱でツボを刺激し、体の不調を治すお灸。飛鳥時代に中国から日本に伝わって以来、盛んに行われてきたといい、体内に水分が多く冷えやすい日本人の体には合っているんだそうです。
いやでも、お灸をはじめるのって、なんかハードル高いですよね。わかります、わたしもそうでした。でも一度やり方を覚えてしまえば、案外カンタンなもの。だからこそ冬休みの、気持ちに余裕があるときに、思い切って挑戦してみてはどうでしょうか?
◆STEP 1:お灸を買おう。
実は町のドラッグストアで、お灸はふつうに買えます。台座の裏がシールになっていて、ツボの上に貼って使えるタイプのお灸・通称“台座灸”が箱売りされているんです。店員さんに「お灸ありますか?」と聞けば案内してくれるはず。
わたしのおすすめ商品は「煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡 レギュラー 50点入」(定価:1,380円+税)。もぐさが炭化されていることで煙が出ず、他の商品を使っていたときに気になった煙臭さが、全く部屋につかないのが◎。
◆STEP 2:お灸ガイド本を読もう。
より安全にお灸をするためのティップスがまとまった本を、1冊持っておくと安心。ツボの位置も体のお悩み別にまとまっていたりして、毎回わざわざWEB検索しなくてもいいので便利です。
個人的なおすすめ本は『お灸のすすめ 一回のお灸で必ず体はかわっていく』(定価:1,200円+税)。デザインや絵もかわいく、ツボMAPや解説もわかりやすく、またお灸実践者として、作家でアーティストの坂口恭平さんや、バンド・OOIOOのOLAibiさんが登場していたりと、カルチャーを愛するレディ向けの良本です。
◆STEP 3:実際にお灸を据えてみよう。
お灸ガイド本をひととおり読んだら、いよいよ実践してみましょう。準備するものは、台座灸、ライター、水(使用済みお灸の完全消火用)。手順としては、台座灸のもぐさ部分に火をつけて、好きなツボに貼るだけです。入浴や食事前後30分~1時間は避けた方がいいようです。
ちなみにわたしは、お灸を毎日のルーティーンとしているわけではなく、不調を感じたときにするというゆるい取り入れ方をしています。なぜかというとお灸って、意外と即効性があるんです。
まずおすすめしたいのは万能ツボで、手の甲の、親指と人差し指の付け根の間にある“合谷(ごうこく)”です。効果があるのは、風邪のひきはじめ、花粉症・アレルギー、疲れ目、生理痛、むくみ防止、美肌効果、etc…。 「なんかちょっと調子悪いな」というときは、とりあえずここにお灸しとけばOK!左右交互にお灸を据えたら、ふっと体が楽になる感じがあります。
あとは女性にうれしい、生理不順に劇的に効くツボ“関元(かんげん)”。おへそから指4本分、下のところにあります。わたし自身、生理が予定より遅れていて不安なときに、関元にお灸をしたら、その日中に生理が来た!という経験を何度もあります。さすがに個人差はあると思いますが、効きやすい人にはかなり効くみたいです。
仕事も遊びも目一杯やりたいあなたこそぜひ、お灸などの自分に合う方法で体をケアしながら、2019年、クリエイティブでハッピーな1年にしましょっ!
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WEBエディターMK
映画誌、ライフスタイル誌の編集部を経て、2016年からフリー。2018年秋からGINZAのWEBに参加。食べ過ぎ・飲み過ぎになりがちな年末年始には、みぞおちとおへそのほぼ中間にある、胃もたれに効くツボ”中脘(ちゅうかん)”へのお灸がよさそうです。2018年の年越しはliquidroomでカウントダウンでしたが、2019年は鹿島神宮にお参り→温泉に浸かるという計画で、一気に三十路のしっぽり感が増しました。