クリエイションの発信地「ラフォーレ原宿」にて、2021年春先から、注目ショップが次々とオープン。フェムテックなどの新ジャンルも充実し、ファッションをより楽しめる布陣が完成だ。
「ラフォーレ原宿」に高感度ブランドや新ジャンルショップが続々登場。フェムテック専門店も

いつだってファッションのときめきを教えてくれる、我らが聖地「ラフォーレ原宿」。新規オープンを多数迎え、近頃ますます感度に磨きがかかっている模様。
まずは、〈ロイス・クレヨン〉。23歳のバイオリニストである架空の女性のワードローブを展開する 。ラフォーレ原宿店は彼女の世界観を“RE;CONCEPT”。性別にとらわれず「自分らしさ」を楽しめるアイテムやスタイリングを提案する。
いっぽう、「服とのとっておきの待ち合わせ場所」という、なんとも心くすぐられるテーマを掲げるのは、セレクトショップ「サークル イン サークル」。〈アトリエ ドゥ サボン〉や〈チャイルド ウーマン〉など、GINZA世代にもお馴染みの頼もしいブランドを中心に、遊び心溢れるアイテムが集結する。
さてしかし、さすがはラフォーレ。ただ素敵な洋服が見つかるだけではないのがミソである。
今日、とことんおしゃれを楽しむには、内面の充実も不可欠だ。ファッション以外の面こそがスタイルを作る、と言っても過言ではないかもしれない。「ラフォーレ原宿」には、そういった意味での「スタイル」の材料が揃っている。
たとえば、フェムテック専門店の「ラブピースクラブ」。1996年から続く、女性の性に寄り添うストアである。それが、最先端生理用品からプレジャートイまで厳選プロダクトを揃えて堂々の登板。今でこそ「フェムテック」という言葉が広がったけれど、性の悩みは古今東西共通で尽きないもの。ラフォーレの中でそんなテーマに向き合えるって、いい時代じゃないかしら。
さらに、カルチャー面も磨いてやるぞ。K-POPアイドル風制服をレンタルして撮影ができる(!)ショップ「チョア オンニ」や、アートギャラリー化したお手洗いも気になるところ。B1Fの男女トイレでは、光線を駆使するフォトグラファーユニットのトキと、いけばなをストリートカルチャー文脈で表現するアレキサンダージュリアンとのコラボレーション作品が公開中とのこと。
こんな「ラフォーレ原宿」のシーズンコンセプトは、昨季に引き続き「CHARGE.」。新しい生活様式の中、自分をより深く、豊かにするために何ができるか。何をしたいか。ラフォーレに行けば、その糸口が見つかる気がする。