「地中海でのバカンス」をコンセプトとした〈レ ヴァカンス デ イリーナ〉。ルーマニア生まれのアップカミングブランドのポップアップショップが、2021年10月22日(金)〜11月3日(水・祝)に「インターナショナルギャラリー ビームス」にて、2021年11月10日(水)〜14日(日)には第二弾がショールーム「ザサイトルーム」によって開催される。
ルーマニア発、最高にクラシカルで自然体なウェア。日本ではここだけ、のポップアップ開催
まるで60年代のフランス映画のよう。上質な素材に、素朴な色とシルエット。〈レ ヴァカンス デ イリーナ〉は、「地中海のバカンス」という、実にヨーロピアンでリラクシーなコンセプトを持つブランド。気取らない自然体なムードと、職人による丁寧な仕立てが魅力だ。
デザイナーは、ルーマニアはブカレストを拠点とするイリーナ・モロサヌ。彼女がある日蚤の市でヴィンテージのバスケットに出合い、自身でもストローバッグを作ってみたことから、ブランドが始まったのだという。
コレクションの着想源は、イリーナがバカンスで訪れた地中海の島々。そこでコットンやリネンなどの天然素材に触れたことで、イリーナの中に自国ルーマニアの伝統手法を使った服作りのアイデアが湧いたそう。
しかしこのブランドの面白いところは、ただ「それっぽい雰囲気」を取り入れるのではなく、地中海のバカンスウェアを自分たち流に再解釈・再構築している点。家族経営の小さなミルで素材を織ったり、仕立てはコスチューム・テーラードの経験を持つ職人が行なったり。アットホームでローカルな規模感も特徴のひとつだ。
だからだろうか、〈レ ヴァカンス デ イリーナ〉のアイテムはなんだかすごく、慈しまれて作られた、という空気を纏っている。そして、思い切りクラシカルなフェミニンさがある。でも変になよっとした甘さはなくて、仕立ての良さがそのまま芯の強さの表現に繋がっているように見えるのだ。
2021年の秋冬では、イリーナがヨーロッパ各地を回って見つけたデッドストックの生地やオーガニックデニムも使用。丹念に編みこまれたアランニットや、肌触りの良いバスクシャツなどが揃う。ルック写真のモデルは、イリーナ自身が務めている。
「インターナショナルギャラリー ビームス」のポップアップでは、ショップとブランドのコラボレーションライン〈アルブ〉(ルーマニア語で「白」の意)のアイテムも登場。刺繍やタッセルをワンポイントとした小物からは、地中海と東欧が合わさった香りがする。
オリジナルのノベルティリボンも気になるところ。デッドストックのグログランリボンに、イリーナが選んだ言葉を刺繍。黒と白、どちらの色もスタイルに華を添える。
そして第二弾のポップアップを行うのは、2020年にオープンした話題のショールーム「ザサイトルーム」。青山のショップ「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック東京」のビルの3階で開かれる。こちらでは、東京・祐天寺のヴィンテージショップ「ウィッティー ヴィンテージ」によるヴィンテージクローズも共に並ぶ。〈レ ヴァカンス デ イリーナ〉のコレクションの追加展開アイテムもあるそう。
クラシカルで、フェミニンで、上質で。でもきちんとモダンさもある、この上ない日常着をどうぞ。
【〈Les vacances d'Irina〉ポップアップショップ】
【第一弾】
開催期間: 2021年10月22日(金)〜11月3日(水・祝)
会場: 「インターナショナルギャラリー ビームス」
住所: 東京都渋谷区神宮前3-25-15 1F・2F
Tel: 03-3470-3948
営業時間: 11:00〜20:00
*同時に、BEAMS公式オンラインショップでも開催。
*合計5万円以上(税抜)購入の方に、ノベルティとしてデザイナーが選んだワードを刺繍したグログランリボンを配布。
*2021年春夏の〈レ ヴァカンス デ イリーナ〉ポップアップのノベルティのトートバッグを持参の方には、リピートサービスとして、購入額に関わらずノベルティを配布。
【第二弾】
開催期間: 2021年11月10日(水)〜14日(日)
会場: TheSightRoom@MHT 3F
住所: 東京都港区北青山 3-7-9 MHT 3F
Tel: 070-8461-0919
営業時間: 12:00〜19:00
*アポイント不要。来場自由。
*エコバック持参にご協力ください。
Text: Motoko KUROKI