ワイヤレスイヤホンが勢いを増すなかで、 あえて”有線イヤホン”をチョイスする人も増加中！今回はヘッドフォンなどを取り入れているおしゃれな人をキャッチ。プレイリストの一部とファッションについて聞いてみました。
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「有線イヤホンで何聴いてるの？」スナップ！GINZA編集部で街角ハント！Vol.1
「派手な70年代のファッションが好き」という佐藤さんは、ヴィンテージのTシャツにブーツカットのパンツを合わせて、どこかファンクなムードが漂う。一方、八十岡さんは、スポーティーなアイテムをモノトーンにまとめて軽快に。ラベンダー色の〈カンケン〉のリュックが差し色に。
「ファッションに馴染むヘッドホンを探すのが大変でした」と、やっと辿り着いたのがデンマーク・コペンハーゲンのメーカー〈アイアイアイ〉。「パーツからコードまで、一つ一つカスタマイズして自分仕様にしています」
都内のテクノシーンでDJとして活動している八十岡さん。「音が良質に感じられて好き」と〈ソニー〉のヘッドホンを携帯している。
【聴いている曲】
Chet Baker『But Not For Me』
1950年代のウエスト・コースト・ジャズを代表するミュージシャン。『But Not For Me』はアルバム『Chet Baker Sings』の中の1曲。
「お気に入りの喫茶店でよくこの曲がかかっていて、そこで過ごした時間やコーヒーの香りなど、その時の思い出が蘇ります」(佐藤さん)
【聴いている曲】
Axel Karakasis『Surface Tension』
ギリシャのテクノシーンで活躍するAxel Karakasis。『Surface Tension』は2022年にリリースの同名アルバムより。
「彼の創造する音は”本能”へ導くというか、非現実感を味わせてくれます」(八十岡さん)
グレーやブラウンで秋色に染まったコーディネート。Y2Kな雰囲気のある〈フェイストーキョー〉のタンクトップの上に、ニットカーディガンをオン。「シューズは〈ナイキ〉だけど、一見どこのブランドなのかわからないデザインに惹かれました」
学生時代にバンドでリードギターを担当していたこともあり、じゃらっとつけた耳のピアスや〈ヴィヴィアン・ウエストウッド〉のネックレスなど、さりげなくロックな雰囲気。「音楽はインストゥルメンタルを聴くことが多いです。音のディレイが気にならないので、〈アップル〉のイヤホンを愛用しています」
【聴いている曲】
ninja beats『OverDub』
2014年4月に結成した早稲田大学発、ウクレレとヒューマンビートボックスによる音楽ユニット。『OverDub』はアルバム『RINNÉ』の一曲。
「学生の時に好きだった曲をずっと聴いています」(ちひろさん)
レコードが多く並ぶ「CITY COUNTRY CITY」で働くisorokuさん。オーバーサイズな洋服が好きで、〈エルエルビーン〉のシャツに〈バルオリジナル〉のパンツを合わせて淡いトーンで揃えた。「買い物は、下北沢や池ノ上エリアにある馴染みの古着屋さんに行くことが多いですね」
「充電する必要がなくていいですよね」と、外出時は有線イヤホンを使用。家では、レコードを聴くことも。大きなシャツの隙間から覗くのは、アメリカの音楽レーベル「ゴーストリー・インターナショナル」のTシャツ。「気に入ったデザインを見つけたら海外から取り寄せるます」
【聴いている曲】
Daniel Aged『Paloma』
LAで活躍する音楽家。兄弟のAndrew AgedとR&B/POPユニット「Inc. No World」として活動。2018年からはソロアルバムをリリースしている。『Paloma』 は2021年に発表された彼の2作目のアルバム曲。
「朝の散歩にとても合います。この曲が入ったアルバム『You Are Protected By Silent Love』は、どれもメロディの美しい曲ばかりで気に入っています」(isorokuさん)
【アーロ・パークスへのインタビューも掲載】
10月12日(水)発売のGINZA11月号は
『魅惑のミュージシャン』特集
GINZAが気になる
ミュージシャンたち！
みなさん、こんにちは。
久しぶりの音楽特集。今回はインタビューをベースとしながら、アーティストがそれぞれのヴィジュアルで登場します。Charaさん、木村カエラさん、BiSH、Awichさん、SHISHAMO、小袋成彬さん、松下洸平さん、King & Princeの平野紫耀さん……みなさんの世界観をお楽しみください。
また、岡村靖幸さん×斉藤和義さんのレコード対談、lily名義でCDをリリースする石田ゆり子さん×大橋トリオさんのトークも。 さらに、Vaundyさん自身が撮影をしたフォトクリエイションを初めて発表します。あの人気俳優をはじめ、日常の風景などが収められた写真は必見です。
そして“楽器隊”企画を3本。１つ目は、OKAMOTO’Sのハマ・オカモトさん×Reiさん対談、２つ目はKing Gnuの新井和輝さん、石若 駿さん、地代所 悠さんに楽器愛を取材。３つ目は、朝吹真理子さんによるWONKの江﨑文武さんへのすてきな文章。必読です！
ファッション企画は iriさん、AAAMYYYさん、ermhoiさん、idomさんが、今季のおすすめアウターを着用。miletさんは〈ルイ･ヴィトン〉の新作をまとってシューティング。
中村佳穂さんは手描きの絵で参戦。SUPERORGANISM、Japanese Breakfast、Homecomingsの畳野彩加さん、Chilli Beans.、そしてコラム集など、とにかく音楽だらけの1冊です。 コスメはいま話題のクリーンビューティについて！
今号も、どうぞよろしくお願いいたします。
編集長
芦谷富美子
Photo:Wataru Kitao Text: Nico Araki
