GINZA:なれるものなら誰しもなりたい、それが今風オシャレ顔……! って、努力でつくることができるものなんでしょうか?
ビューティライター AYANA(以後、AYANA):まず、一口に”今風”といっても結構色々切り口があると思うんですよね。みなさんどうですか?
ヘアメイクアップアーティスト 白石理絵(以後、白石):つくりこみすぎないこと、”抜け感”は一つポイントになりますよね。ベースからポイントメイクまで、あえて完璧に整えないことで、自然と雰囲気が出ます。
GINZA:すべてのパーツを全力で盛るのではなく、強弱をつけるということですね。
ヘアメイクアップアーティスト 高橋里帆:簡単に今っぽくしたいなら、リップをチェンジするのが吉です。とくに、今年の秋はブラウンレッドがおすすめ。<アンプリチュード>「コンスピキュアス ブラッシュリップス」07や、<NARS>「リップスティック/シアー」2951は一本持っていていい色。あとは、顔全体のバランスを取るために、眉を少し太く描くとしっくりきますよ。
AYANA:眉毛をボサッとつくるのはトレンドですよね! 色を入れてあげてもかわいくなります。
GINZA:編集部でも今年はカラー眉が流行っていました。ピンクやグリーン、イエローなど。眉に色を入れるだけで、不思議とオシャレ度がUPするんですよね。 ……でも、生まれつき眉毛が薄い人はどうしたらいいのでしょうか?
ヘアメイクアップアーティスト 村上綾:薄眉の方もご安心を。ナチュラルでしっかり毛が生えているように見える眉毛をつくるアイテムがあるんです。眉毛の本数自体が少なめという人には、ペンシルタイプの<エレガンス>「アイブロウ スリム」GY15。眉毛自体はあるけれど、薄いという人には、毛を足すように描けるリキッドタイプの<エレガンス>「アイブロウ リクイッド」WN51がおすすめ。どちらも色味が絶妙で、深みのある目元に仕上げてくれます。
GINZA:では、アイメイクについてはいかがですか?
ビューティライター 小池菜奈子(以後、小池):アイメイク熱の高い今季、ここでも重要なのは”抜け感”です。まつ毛をしっかり上げてアイラインもマスカラも黒一色できっちり塗って……と力を入れすぎると、目の印象が強すぎてかえって悪目立ちしてしまい、今どき感が薄れてしまう、なんていうことも。
AYANA:アイラインやマスカラも、カラーものを取り入れるといいですよね(その場合、アイシャドウは控えめに!)。
小池:色味は、グリーンや赤、パープルなど。遊びややわらかさを加えながら、ほどよく引き締めることができるダークカラーがおすすめです。アイライナーだったら、<スリー>「クリスタルビジョンインテンシブアイライナー」03の赤みブラウンや、<セルヴォーク>「シュアネス アイライナーペンシル」09のパープル、<NARS>「ハイピグメント ロングウェアアイライナー」8197のスレートグレー。
GINZA:秋らしい上品な色がこんなにたくさん! カラーマスカラのイチオシも知りたいです。
小池:カラーマスカラだと、<アンプリチュード>「エクストラボリューム カラーマスカラ」01のグリーンや03のパープル。<カネボウ>「ナチュラルフレーミングマスカラ」EX02のグレーなんていかがでしょうか?
白石:抜け感という意味では、メイクをワントーンでまとめるのもひとつの手ですよね。あとは洋服の色とあわせること。トレンドのブラウンやベージュを基調としたコーディネートに、アースカラーのシャドウ 、たとえば<トムフォード>「アイ カラー クォード」04A サスピションを組み合わせれば、垢抜けること間違いなしです。
GINZA:結論、オシャレ顔はつくれる……! 手始めに、あえてのボサッと眉毛 & 流行色のポイント使いからトライしたいですね。