ひょっとしてダサい?コテコテ?そんな「ギリギリ」ムードを こよなく愛するライター栗山愛以とスタイリスト遠藤彩香が パリ・ロンドンのヴィンテージショップを緊急捜索!
パリコレの合間をぬい、2人そろって出動!エレガントでシックなパリジェンヌのイメージを覆す 「ギリギリ」の宝庫を行脚した。
「episode」「MAD Vintage」etc. スタイリスト遠藤彩香とエディター栗山愛以がパリのヴィンテージをDIG!

GIRIGIRI GIRLS GO TO EUROPEAN VINTAGE SHOP
オランダ・アムステルダムで20年前にスタートしたチェーン店。ベルギー、デンマークにもショップがあり、パリ進出は7年目になる。広い店内には1950〜2000年代の主にヨーロッパの古着がひしめき合い、とくに80年代が豊富にそろう。店内は雑然としているが、すべての商品がクリーニングされているなど手入れが行き届いており、古着をリメイクしたオリジナルブランドも展開。手頃な価格設定のため、10代の若者にも熱い支持を得ている。
【shop data】住所 : 12-16 rue Tiquetonne 75002 Paris ☏ : +33 1 42 61 14 65 営業時間 : 11:00〜20:00、日13:00〜18:00
アディダスのダウンは遠藤チョイス。
ヒョウ柄、ウエストゴム、テーパード。全要素にギリギリ臭。
さすがスタイリスト、一瞬で大量セレクト。
ナイキのパーカは小さめサイズが気に入り購入。
WOMEN’S
【shop data】住所 : 19 avenue de Clichy 75017 Paris ☏ : +33 1 40 08 03 00 営業時間 : 10:00〜19:30 休 : 日
MEN’S
【shop data】住所 : 52 avenue de Clichy 75018 Paris ☏ : +33 1 42 93 64 96 営業時間 : 10:00〜19:00 休 : 日
北アフリカのチュニジア、ドイツなど、各国に店を構える。パリにも多く点在するが、中でも治安のあまりよくないクリシー広場付近の2店舗にあえて突撃。洋服は2〜3ユーロ一律がほとんどで、おしゃれ目的というよりは、日々の身なりのために買い求める客が多い様子。とにかくいろんなものが乱雑に置いてあるので、根気強く探し、しわや汚れは自分でメンテナンスするしかない。季節に合わせてファーや革製品、ブランドものも店頭に出るそう。
- WOMEN’S
ギリギリブルゾンはリアルファーなのでいきなり90ユーロ。
- WOMEN’S
袋から出してしわくちゃのままぎっしり並べるラフなスタイル。
- MEN’S
なぜ某誌編集長が大写しに?という謎T。
- MEN’S
メンズ向けの店舗ではネクタイが山盛りに。
FEMININE
【Shopdata】住所 : 46 rue Saint-Denis 75001 Paris +33 1 49 27 09 44 営業時間 : 11:30〜19:30、土12:00〜20:00 休 : 日
SPORTY
【shopdata】住所 : 66 rue Saint-Denis 75001 Paris ☏ : +33 1 40 39 06 14 営業時間 : 11:30〜19:30、土12:00〜20:00 休 : 日
6年前からフランスでチェーン展開している。そのうちポンピドゥーセンター近くの2店舗に。店舗によって品ぞろえのムードを変えており、スポーティなアイテムが多い若者層に人気の店舗(画像下)にはサイズやデザインのお直しを受けるコーナーもある。巨大な倉庫に多くのストックを擁し、商品の入荷が頻繁に行われている。Tシャツやスウェットを探す場合には最適。
- FEMININE
1階はカジュアルなラインナップ。
- FEMININE
地階フェミニンエリアの中からギリギリボディスーツを発掘してしまう性。
- SPORTY
メンズサイズが豊富。
- SPORTY
アトリエでバランスを調整しても。
ヴィンテージショップが軒を連ねるアベス駅近くに、10年前にオープン。ほぼ買取で構成されている商品は、状態が良く、シーズンやトレンドに合ったものが厳選されている。スタッフの風貌や店内のディスプレイ、ショップカードのヴィジュアルなどにギリギリ感が漂い、2人が食いつくポイントもところどころに。2号店もある。
【shop data】住所 : 100 rue des Martyrs 75018 Paris ☏ : +33 1 80 50 27 66 営業時間 : 12:00〜20:00、日13:00〜20:00
安いのも魅力。スニーカーは30〜40ユーロ程度。
カラフルな壁にさまざまなものがコラージュされている。
Photo&Coordination: Nanao Kuroda (Paris) Photo: Ayaka Endo (London) Coordination: Kiyoko Matsushita (London) Text&Edit: Itoi Kuriyama, GINZA