日々の仕事や生活に欠かせない文房具。すぐ近くに置いておけるお気に入りは、毎日を豊かにしてくれるもの。そんな小さなこだわりと幸せの詰まったみんなの”文房具愛”を集めました。台湾連載でもお馴染み、小嶋真理さんの場合は?
みんなの文房具愛♡ ライター、小嶋真理さんのクリエイティブに寄り添う文房具5選
小嶋真理
ライター、写真家、翻訳
@bubbacosima
幼少期から文房具は好きで、香り付きの可憐な消しゴムや小さな飾りが先端に閉じ込めてある鉛筆キャップに始まり、大人になってからはこだわりのノートまで一通り集めたりしたけれど、結局特別感のあるものはもったいなくて使えずにいることが多い。父がくれたモンブランのペンも大切にしまったままで全く使ってない。逆に、いつも一緒に携帯している文房具は、とりあえず使いやすい、持ち運びやすい、雑に扱っていい、意思疎通しやすい、というものばかりに。
たまたま貰った細い付箋
友人の展示へ行った時、たまたま在廊していた画家さんが片手に持っていた、カラフルで繊細な細い付箋があちらこちらから飛び出している本に釘付けに。その付箋、どこで手に入れましたかと聞いたら、100均で!と答えが。それいいですね、と感心していたら山分けしてくれて、私も愛用するように。細い付箋は、本の一行の文頭に貼れるのでどこが要点なのかすごく分かりやすく、本に圧迫感が出ないのがミソ。
商品ウェブサイト(オフィシャルではなくネットショップ): heim.jp/products/lxvfvocp
おなじみのMOLESKINのノート
定番のMOLESKINのノート。本当は大学ノートに罫線なんて無視してガンガンメモしていくスタイルが自分に一番向いていると思うけど、持ち運ぶうちにJOKER(現在公開中)の使っているネタ帳のように折れ曲がりボロボロになってしまうので、ハードカバーの存在はありがたい。今使っているのは、友人でありDIYの教祖のような存在、STOMACHACHE.のともえちゃんがプレゼントしてくれたシルクスクリーンを施したもの。ちょっと剥げてきちゃったけど、それも愛嬌。愛着が湧く。
NATARAJのドローイング鉛筆
アブダビの画材屋で、黒にグレーの手書きのような不規則な線が入ったNATARAJ( www.hindustanpencils.com/category/products/nataraj/ )のデザインが気に入って4Hから6Bまで様々な硬さを一気に購入(ちなみにオフィシャルサイトをチェックしてみたけど、同じデザインのものが見つからなかった)。以前、甥と姪が宿題する姿を眺めていたら、二人とも鉛筆を使っていて、芯がすり減ると一旦問題から離れて鉛筆削りで削る、という休息の時間が入ることがすごくいいなと思い、私も鉛筆を使うように。本の要点に線を引く時、マーカーではなくこのHBの鉛筆で線を引くと一番しっくりくるとも気付いた。
STAEDTLERの鉛筆削り
先ほど書いたように、鉛筆を削る瞬間は束の間の休息の時間である。運びやすくて視界に入って邪魔にならないものがいいなと考えた結果たどり着いたのが、ドイツ生まれのSTAEDTLER( www.staedtler.jp/ )の鉛筆削り。シンプルで、軽いプラスチックのものとは違い、安心する重量感があるのもお気に入りの理由のひとつ。
文房具ではないかもだけど、気分を盛り上げるPCケース
日本からは撤退してしまったけれど、海外のTOP SHOP( www.topshop.com/ )で見つけた、ピンクのベッチン地に刺繍が施されたSkinny Dip( www.skinnydiplondon.com/ )のPCケース。00年代ハリウッドギャルっぽさ(昔のパリスヒルトンとか)に一目惚れしてしまい、購入。きらめく鋲で打たれた文字SAVAGEは、直訳すると「獰猛な」、スラングだと「すごい!」という意味に。とりあえず、どこへ持っていっても存在感が。置き忘れ防止にも。
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小嶋真理
ライター、写真家、株式会社ガロモ代表。東京とUAEを行ったり来たり。せっかく運転手免許を取ったのに全く運転しないまま時は過ぎてゆく。
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