「エデンワークス」を主宰する人気フラワークリエーターの篠崎恵美さんと、アートディレクターの永戸鉄也さんがタッグを組んだライフスタイルコスメ〈ペダル アンド センツァ〉が、2022年10月6日(木)に誕生。神秘的な作用を持つとされる粘土、モンモリロナイトを主体に、天然由来成分のみで構成した心地よいハンド&ボディケアアイテムが登場します。
粘土コスメ〈ペダル アンド センツァ〉が誕生。人気クリエーターの篠崎恵美と永戸鉄也が共同制作

2022年10月6日(木)、ライフスタイルコスメ〈ペダル アンド センツァ〉がデビューします。ブランドの立ち上げに関わったのは、フラワークリエーターの篠崎恵美さんと、アートディレクターの永戸鉄也さん。2人は、以前、廃棄書籍をもとにしたコラージュアートを共同制作した間柄。そしてこのたび、不思議な粘土・モンモリロナイトに出会い、再びタッグを組むことに。
〈ペダル アンド センツァ〉の主成分であるモンモリロナイト。50年以上をかけ、国産モンモリロナイトを主原料とした商品の開発・販売を行う粘土科学研究所と協業。初のコレクションとして、ハンドソープ、ハンドクリーム、ボディクリームの3種が登場。それぞれドゥーとペザンテ、2種の香りから選べる。
モンモリロナイトとは、海底に沈んだ火山灰と海のミネラルによって育まれた粘土。鉱物であるにもかかわらず、水をたっぷりと含んで膨らむ特性を持っています。羊毛を洗う洗剤として、あるいは土壌改良の材料としてなど、古来より、さまざまな用途で用いられてきました。
肌の汚れを落とす、うるおいを届ける、乾燥から守るといった美容観点でうれしい機能も持ち合わせていることから、〈ペダル アンド センツァ〉は、このモンモリロナイトを主成分としたハンド・ボディケアシリーズ、全6品をリリースします。
製品のキーとなる香りを監修したのは、篠崎さん。ネロリの華やかな香りを目立たせ、柔らかさを表現した「ドゥー」、重々しさをイメージし、ウッディな香りに仕上げた「ペザンテ」の、2種が調香されました。モンモリロナイトが持つやさしい洗浄力や保湿力が引き立つよう、また、どんな人にも使ってもらえるよう、ユニセックスな香りづけも目指したという。
「ドゥーはネロリの華やかな香りを強調させました。落ち着いた爽やかさをもつパルマローザと、ほどよい苦味とフローラルな甘さのベルガモットで整え、ユニセックスな印象に仕上げています。一方、ペザンテは、香木の持つ深く落ち着いた品格と、根っこであるベチバーの野暮ったさをブレンドし、クセになるよう作りました。森林の風景を思い浮かべるような、どこか懐かしさを感じる香りです」と篠崎さん。
ちなみに、ブランド名に使われたペダルとセンツァとは、ピアノ演奏の楽譜に付される記号に由来するのだそう。
「ペダルを踏んで(ペダル記号)音を響かせ、足を離す(センツァ記号)と音はなくなる。これらの行為は、楽譜において、まるでお花のようなセンツァマークで表されるんです。ぼくらは、その関係性を次のように解釈しました。開花することは枯れることの始まり。季節がめぐると、植物はまた新しい花をつける。また、鳴り響いていた音がなくなる状態は、新たな生命の始まり、静の音の始まり。音がなくなる、消え去ることはまた新たな生、新たな音の始まりでもあると思います」と永戸さん。
ブランド名にもなっている“ペダルとセンツァ”について、永戸さんは「開花することは枯れることの始まり」と表しています。その言葉に、はじめは少し切なさを感じました。しかしお話を伺い、終わりの次には新たな始まりが待っていると期待が持てるように。つまり、この製品を使うことは、何かが始まる合図でもあるのかも。ああ、なんと希望のあるビューティープロダクトなのでしょうか。
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Text: Ayako Tada