映画や音楽、本はもちろん、配信動画や舞台、TVにラジオ…。1日が24時間じゃ足りないほど、コンテンツが溢れている現代。目利きの人たちが「面白い!」と感じた作品はどんなものなのか。編集部が気になるあの人に、2022年上半期に触れて良かった「マイベストエンタメコンテンツ」を教えてもらいました。長濱ねるの3選は?
2022年上半期、“マイベストエンタメ”を教えて! 長濱ねるの3選
【1】
映画
『少年の君』
2019年公開の中国・香港映画です。今年の2月に初めて観たのですが、上半期まだこれを超える映画に出合っていません。観ていて胸が詰まる苦しさがありますが、この映画には出合っていなきゃいけなかった、出合えて良かった、そう思わされる作品です。カメラワークや細かな描写など、見返す度に新たな発見があり、感嘆しっぱなし。体力がある時にしか向き合えませんが、好きな映画です。
【2】
YouTube
『突撃!南島原情報局【神回】』
YouTubeで発見し、真夜中に一人声を出しゲラゲラ笑ってしまいました。それからことあるごとに見返しています。長崎県南島原市のPR動画なのですが、出演している満島ひかりさんは南島原市にはゆかりがないようで、それも含め本当にシュール。満島さんの圧倒的なエンターテイメント性、そしてクリエイター陣と純粋に楽しんでいる様子が伝わるこの動画が大好きです。とにかく満島ひかりさんの魅力が隅々までつまっています。
【3】
Emilia Jones, Ferdia Walsh-Peeloの曲
「You’re All I Need To Get By -Duet Version」
映画『Coda コーダ あいのうた』サウンドトラックからの一曲です。もはや映画の素晴らしさについては説明不要だと思いますが、特にルビーとマイルズが背中合わせで歌うシーンがあまりに尊く最高でした。個人的には『シング・ストリート 未来へのうた』のコナーが大人になっている姿にも胸熱でした。上半期1番リピートして聴いています。聴きすぎて、ハモリパートも歌えるようになってしまいました。
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長濱ねる
1998年、長崎県生まれ。3歳から7歳まで五島列島で育つ。読書家で知られ、書籍情報誌にてエッセイ連載を執筆。NHK『離島で発見!ラストファミリー』、フジテレビ系『セブンルール』のMCレギュラー出演や、NHK・SDGsキャンペーン『未来へ17アクション』PR大使を務めるなど幅広く活躍中。また2022年度後期、連続テレビ小説『舞いあがれ!』への出演も決定している。