近年、英語圏においてファッション流行の表現に使われるワードが「コア(CORE)」。日本語では「系」に近いニュアンス。特定のアイテムさえ持っていればOKとされることが多いため、着こなしが重視される一般的スタイルよりも制服、コスプレ的だと評されている。たとえば「KIDCORE」なら、小学生を想起させるカチューシャ、キッズ向け番組のTシャツで再現可能。廃れるのも高速なため、「○○CORE」の量産状態がつづいている。
🎨CULTURE
最近よく耳にする“○○CORE”の意味とは?
ゴープコアからヨーロッパコアまで解説。

TENNISCORE
ドレスコードの厳しさで知られるテニス系のスタイル。〈ラコステ〉との協業も話題となったブランド〈Sporty & Rich〉の勢いからわかるように、伝統的プレッピーを再解釈したムードがIN。アイコンは、ハイクラスとストリートの魅力を兼ね備えていたダイアナ元妃。

EUROPECORE
主にアメリカ人がヨーロッパへのバカンスを再現するトレンド。観光地として定番のフランスやイタリア、地中海をイメージして「陶器のエスプレッソカップ」「アペロールスプリッツというカクテル」「艶のあるマキシスカート」「クロシェ編み」などで雰囲気をつくる。

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Illustration_STOMACHACHE. Text_Tatsumi Junk