2024年12月14日(土)、15日(日)の2日間、「コクヨ東京品川オフィス『THE CAMPUS』」にて『パスザバトンマーケット Vol.17』が開催。衣食住にまつわる企業やブランドが参加する人気の蚤の市。今回の目玉は、倉庫に眠っていたアイテムを大集結させるファッション企画や、鹿児島の魅力を再発見する『NEW LOCAL』、伝統工芸品ブース『デデデデデンサン』。いざ、お宝探しに出かけよう。
『パスザバトンマーケット Vol.17』で掘り出し物探し!
ファッションブランドのデッドストックからユニークな伝統工芸まで
企業や産地の倉庫に眠るB品やデッドストック品などを集め、ものづくりの背景や家庭、地域文化に光を当てる『パスザバトンマーケット』。2024年7月に開催されたVol.16には2日間で5,000人超が来場するなど、大人気の蚤の市だ。回を追うごとにパワーアップしていて、今回は全69企業が軒を連ねるという。そのうち18企業は初参加で、市場に流通することがなかった商品や試作品に手を加えて新たな息吹を与える越前漆器ブランド〈マルヒロ スプレイ〉や、着物に対する常識を変えるチャレンジをしている〈キモノ バイ ナデシコ〉のほか、お馴染みの〈1LDK〉や〈オサジ〉なども本展初お目見え。
Vol.17の柱となるのは3つの企画。まず1つめは『FASHION LOVER’S BAZAAR〜ひとりひとりの偏愛と、ひとつひとつの良いワケを〜』。服をこよなく愛する〈ユナイテッドアローズ〉、〈ビームス〉、〈シップス〉、〈ザ ライブラリー〉、「木更津コンセプトストア」の協力をもとに生まれたファッション企画で、さまざまな理由をもとに倉庫に眠っていた約1万点もの服に光を当てる。普段は入手できないアイテムが多いので、特別感もひとしお。
全国から事業者が集う本展。鹿児島の事業者たちが、ここでの出会いを通じて企画したのが『NEW LOCAL』だ。名水百選に選ばれた川辺町の「清水の湧水」を使ったクラフトビールブランド〈サンカク ビア ワークス〉や、県内の料理人を中心に地元食材の魅力を広める〈ルーツフード〉、植物を中心としたショップ「アラヘアム」など、次の旅先は鹿児島がいいかも!と思える魅力にあふれている。
3つめは、伝統工芸品を現代の暮らしにフィットさせるプロジェクト『デデデデデンサン』だ。雛人形とともに飾られる造花メーカー「江戸木目込人形 岡半」や、五月人形の甲冑づくりを行う「江戸節句人形 大越忠製作所」など。普段のショッピングでなかなか手にする機会がないモノなのに、こうすれば日常生活に取り入れられそう、というアイデアがわいてくる楽しいブースだ。
ほかにも〈パスザバトン〉オリジナルアイテム、ニットやストールなど冬の必需品、年末年始の食卓を彩るワインやフードも勢ぞろい。1年頑張った自分へのご褒美、お世話になったかたへのギフトなど、本展でなんでも見つかりそう。
なお、〈パスザバトン〉は北陸地方ともつながりがあるため、前回に続き、能登半島地震の被災地への寄付ができるオウエン入場料を用意。通常の入場料500円にプラス300円から参加可能。地震からまもなく1年。金沢の伝統工芸品を次代に伝えるサポートも併せてしてみては。
ℹ️
【パスザバトンマーケット Vol.17】
日程_2024年12月14日(土)・15日(日)
時間_11:00〜19:00(最終日は18:00終了)
場所_コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」(屋内・屋外)
住所_東京都港区港南1-8-35
入場料_通常¥500、オウエン入場料¥800、¥1,000
*小学生以下無料
*スムーズに入場できる前売り券を発売中(12月13日(金)まで、売り切れ次第終了)
*来場の際は事前入場登録を
Text_Ayako Tada