街に出れば右も左も観光客!な2025年の東京。彼らの視点を通して慣れ親しんだこの街を見てみたら?海外を拠点に活動するデザイナーやスタイリストに、お気に入りの過ごし方を教えてもらいました! #海外クリエイターに聞く、東京の楽しみ方
〈オールブルース〉ジェイコブ・スカラッゲに聞く、東京の楽しみ方
ファッションからトンカツまで、洗練されたカスタマー体験の虜に

〈オールブルース〉共同経営者
JACOB SKRAGGE
ファッションからトンカツまで
洗練されたカスタマー体験の虜に
普段はストックホルムにてジュエリーブランド〈オールブルース〉を手掛けるジェイコブさんは、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」(以下DSMG)とタッグを組み東京のガイド本を製作したほどこの街に惚れ込んでいる。「8年前に南青山を訪れた時、大通りの静けさと落ち着いた雰囲気に驚きました。とてもピースフルで、それまでに訪れたどんな場所とも違う。お店で最も圧倒されたのは、やっぱり『DSMG』。洋服と並んで置かれていた、巨大な薔薇を模したオブジェの写真は、今もカメラロールに残っています。強固なコンセプトとサービスに衝撃を受けて、現代のショッピング体験を考える上でとても重要なきっかけになりました」。こぢんまりとしたバーやラーメン店を巡るのも好きだが、とっておきのフードスポットは目黒の「とんき」。「美しい木製のカウンターに友人と並んで、冷えたビールと一緒にトンカツを食べるのが至福なんです」

東京の魅力って何ですか?
「カルチャーと人。上質を追求する精神性や、礼儀とホスピタリティ。そして、数千人が通行する混雑した道でも、秩序が保たれていて、嫌な気分になることなく歩けること」
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ジェイコブ・スカラッゲ>> 〈オールブルース〉を2010年に共同設立。リサイクルシルバーを使用した、モダンかつミニマルなデザインが人気。
Illustraion_Erika Horiuchi Text_GINZA