いつの時代も“IT”を作り出すのは、才能あふれるニュージェネレーション。今回は先駆者たちのお墨付き! 責任&自信をもって、次なるシーンを切り開く才女たちを紹介します。
「次世代を創り出す才女たち」第3回 プロップスタイリスト/セットデザイナー ,ヴィジュアルディレクター ケイコ・ハドソン

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ケイコ・ハドソン
プロップスタイリスト/セットデザイナー ,ヴィジュアルディレクター
プロップスタイリストとして、類を見ないコンセプチュアルな作品を発表するケイコ・ハドソン。武蔵野美術大学を卒業後、イギリスに2年間留学。「当時流行っていた雑誌『ALLA CARTA』と『The Gourmand』の世界観に衝撃を受けて、プロップスタイリストという職業を知りました」。帰国後は、独学でプロップデザインを探求し、インスタグラムで発表。インスタ上で知り合った伊フォトグラファーPietro Coccoの作品に感銘を受け、昨年ミラノへ。彼のアシスタント業のほか、コラボ作品も制作した。「バウハウスのシルクスクリーンがアイデア源。平面を立体で再現し、写真(平面)に戻すという逆説的な試みです」。現在は東京を拠点に精力的に作品を発表。8月31日からは、フォトグラファーとの2人展『感覚のスティルライフ』を開催する。「誰もが日常生活で体験したことがある感覚をプロップで表現しました。ただ楽しいで終わるのではなく、どこを突かれても説明できる作品を作りたい。色、モノの組み合わせ、ライティング、すべてに意味があるんです」
ケイコ・ハドソン×SHUNTARO『感覚のスティルライフ』≫ 8月31日〜9月5日/America-Bashi Gallery(恵比寿)
[Bauhaus Still life]2015年
[感覚のスティルライフ: まっさかさまに落ちる]2016年
エリイ(Chim↑Pom)
面白いことにケイコとは幼稚園から大学まですべて一緒の学歴で、1つ違うのは武蔵美を出たあと彼女はイギリスの大学院に行って英語がペラペラ! メディチ家とも親戚である彼女は東京を拠点としながら、海外の才能あるクリエイターを見つければ迷わずその土地へ飛びコラボ作品を作り、この国際感覚は今後のトーキョーの財産として最高に生きるだろう。その作品といえば何でもないモノをセンス良く選び、組み合わせや置き方を変えて再構築し、写真や動画に落とし込んで私たちに日常から非日常への旅を体験させてくれる。手には常に指輪がバランスよくハマっていて、缶ビールを持ちながら、いつも私の良いところを言葉に出して教えてくれるケイコを是非フォローしてみてね!
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エリイ(Chim↑Pom)
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。アーティスト集団「Chim↑Pom」の紅一点メンバー。映像作品を中心に、さまざまなメディアを駆使して、作品を発表し続けている。Chim↑Pomとして、著作に『Chim↑Pom チンポム作品集』『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』『芸術実行犯』がある。
Photo: Ayumi Yamamoto Text&Edit: Sakiko Fukuhara