みんなの本棚を眺めると、頭の中が見えてくる。チャーミングバスターズのセンスを司る本棚から、それぞれが愛する本を紹介。私服に身を包んだ彼女たちに読書体験について話を聞きました。#本棚からのお気に入り
モデル/小谷実由:常に5〜6冊を併読。気分に応じて読みたい文体をチョイス。本棚からのお気に入り vol.2

モデル
エッセイを通して頭の中をのぞき見
「USMハラーのキャビネットに文庫本と単行本を並べています。読みかけの本はベッドサイドに積み上げていますが増える一方で……、最近ブックエンドを導入しました。仕事で文章を書くようになった数年前からエッセイをよく読んでいます。
常に5〜6冊を併読していて、気分に応じて読みたい文体の本をチョイス。誰かに興味を持つとまず初めに思うのが『頭の中をのぞきたい!』。いろんな人の脳内が色濃く反映されるからこそ、エッセイというジャンルに惹かれるのかもしれません。
大好きな穂村弘さんや岸本佐知子さんの作品は、時に突き放されるけど、抱きしめられているような感覚に包まれる。私にとって刺激物的存在です」
好きな本
『猫にかまけて』
町田 康
「何匹もの猫と同居する町田康さんの日常を綴ったエッセイは、猫と暮らし始めた方に絶対読んでほしい1冊。楽しいことも悲しいこともある。猫の気持ちを代弁した一節や細やかな描写が心に残ります」(講談社文庫/¥560)
ブラウス−MAME KUROGOUCHI パンツ−RAY BEAMS リング&ブレスレット−SHIHARA
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
🗣️
小谷実由
1991年、東京都生まれ。ライフワークは純喫茶巡り。エッセイストとしての活動も積極的に行う。最近はオリジナルのブックカバーを製作中だとか。 Instagram→ @omiyuno
Photo: Teruo Horikoshi (TRON) Text&Edit: Sakiko Fukuhara