こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
フリーランスPR・入口梨紗のクローゼット
ボリュームあるドレスをゆったり保管してあげたい
入口梨紗
フリーランスPR
「ずっとファッションに携わってきたので、物量が多いんです。しかもチュール、フリル、フレアがたっぷりなデザインが好きで、あまりぎゅうぎゅうにすると、シワになったりつぶれてしまうからなるべく詰め込みたくなくて。余裕を持ってキープできる場所がある家に引っ越してきたばかり」
一軒家の2階。広めのウォークインクローゼットを備えるこぢんまりした部屋が入口梨紗さんのスペース。独立したラックや突っ張り棒を活用して外まで収納を拡張しているため、まるごと衣装部屋と言ってもいいムードだ。
「ワンピースが多いので、丈の長いものをかけられるのがうれしい。扉の中には、日焼けさせたくない黒い服や、高さの低い右側のバーにまとめた短丈のトップやボトムを大まかに色別にしています。表には、赤やピンクの華やかなアイテムが自然と多くなっていますね」
大きな姿見もあるこの部屋で、靴やバッグのコーディネートまで決める。ただし、アクセサリーだけは、1階のリビングダイニングが定位置に。
「出かける支度の最後に身につけて、帰ってきたらまず外して手を洗う流れが一番しっくり。それに、モチーフ系のリングやネックレスは、部屋に置いておくだけでインテリアの装飾としてもちょうどいいかなと思っているんです」
🗣️
入口梨紗
いりぐち・りさ>> ブランドの営業、PRオフィス勤務を経て現職。〈メゾン ド パルス〉、代官山「カーブストア」などを担当。グラフィックやディレクションを手がける夫と二人暮らし。
Photo_Yuka Uesawa Text_GINZA