こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
〈DOKKA vivid〉デザイナー・菅内のど佳のクローゼット
ワンルームを隅々彩るヴィヴィッドな色と柄
菅内のど佳
〈DOKKA vivid〉デザイナー
部屋に足を踏み入れると、鮮やかなピンク、赤、ブルー、オレンジの花模様や幾何学パターンのミックスが飛び込んでくる。ここは、菅内のど佳さんのブレない美学が作り上げた王国だ。
「ルーツは小さい頃から習っていた中国民族舞踊の衣装です。自分のブランド以外はほとんどヴィンテージ。デザインするのも、これ!と手に取るのも、カラフルでオリエンタルな雰囲気が心に刺さるテンションのものばかり。意外とどう組み合わせてもしっくりくるんです」
壁に寄せたハンガーラック、天井から下がった洗濯物干し用のポール、扉付きの衣装ダンスの中も、めくるめくNODOKAワールド。あらたまった仕事の席にも、フラワーモチーフのジャケットに、赤いボウブラウスとブルーのタイトスカートといった「私の勝負服」スタイルを貫いている。
「ランニングが日課なのでスポーツショップにもよく寄ります。原宿の〈ナイキ〉でマットピンクの超ロングコートを見つけた時は興奮しました。これからの季節にぴったりの軽い素材で、ハイウエストの位置でぎゅっと絞って着こなしてます」
インスタグラムにアップした私服は、この部屋にあるアイテムの着こなしの好例。おしゃれする楽しさ、パワーとパッションが伝わってくる。
「『皮膚以外、色と柄』がモットーです」
Photo_Yuka Uesawa Text_GINZA