こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
グラフィックデザイナー清野 卓&ディレクター中村真実のクローゼット
服の過半数を共有する背格好も同じ仲良し夫妻
清野 卓
グラフィックデザイナー
中村真実
ディレクター、エディター
「結婚してから二人の趣味が近くなった気がします。ファッションも書籍もそう。一緒に訪れて買ったもの、お互いがよいと思って迎え入れたもの、自分のスタイルを表すもの。クローゼットと本棚って似ているかもしれませんね」(卓さん)
と話すように、中村真実さん・清野卓さん夫妻は私物のほとんどをシェアしている。
「服は、自宅の収納スペースに入る量だけにする、というルールを設けています。これなら夫も着られるかも、と思うものを私がピックアップすることが多いのですが、正直なところ、買いものしたいときの言い訳でもあります(笑)。〈ステューシー〉や〈シュプリーム〉などのストリートブランドのように、自分だけだったら選ばないジャンルに挑戦することが増えました。その分、コーディネートを考えるのが楽しくなりましたね」(真実さん)
あえてカーテンで隠さず、どこに何があるかすぐわかるオープンなレイアウトに。帽子やマフラーなど細々としがちな小物類は、ボックスやバスケットを使って整理整頓している。
「性格的にごちゃっとしているインテリアが苦手で。常に同じ状態を保てるように、カテゴリーごとに仕分けています。こだわりすぎると掃除や手入れが大変なので、二人で無理のない範囲で行うのが大事!」(真実さん)
Photo_Marisa Suda Text_Minori Okajima