こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
ヘア&メイクアップアーティスト・潮 良子のクローゼット
フェイバリットアイテムは仕舞い込まずに見せる主義
潮 良子
ヘア&メイクアップアーティスト
約3年間のイギリス生活を終えて昨年、帰国。今春から、東京の閑静な住宅街に建つデザイナーズマンションに夫婦で暮らし始めた潮良子さん。コンクリート打ちっぱなしの空間は、LDKと寝室を小さな渡り廊下がつなぐユニークな作り。そして、白を基調にシンプルにまとめたベッドルームの一角を着替えのコーナーに。ロンドンなどで購入したヴィンテージアイテムや、新進のクリエイターズブランドの洋服や小物が並んでいる。
「私も夫もファッションが好き。でも、この家には備え付けクローゼットがふたつしかなく、全然足りない。だから、特に気に入っているものは目につく場所に置いて、その眺めを楽しんでいます。例えば、アクセサリーや帽子などの小物類は、ベッドの足元の棚の上にディスプレイしたり、サングラスはリビングのショーケースに飾ったり。オープンラックには、シャツ、ニット、パンツなどをアイテム別にかけて、さらに色をまとめるようにしているのも小さなポイントです」
そして、Tシャツやカットソーなどを収納するスペースの扉を開けると、意外と余裕が。
「帰国時にかなり処分したので(笑)。おかげで中が見渡しやすくて快適ですが、最近はまたじわじわと洋服が増殖中。定期的に整理をして、余白を残すようにしないと」
Photo_Yuka Uesawa Text_GINZA