こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
👗FASHION
〈HAZE〉ファウンダー・Coco Hitomi Konnoのクローゼット
お気に入りが一目瞭然。眺めのいいふたつのラック
Coco Hitomi Konno
〈HAZE〉ファウンダー、デザイナー、
〈GABRIELLE PECO〉バイヤー
小さなサンルームに隣接したスペースに、ヴィンテージが中心のワードローブをゆったりと配置。ここはアンダーウェアブランドのファウンダーを務めるCocoさんの衣装部屋だ。
「父はもともとLAで古着の卸しを、母は40年近くランジェリーショップのオーナーとして活動。あらためて見ると、そんな両親の趣味がちょうど半分ずつ混ざったようなクローゼットですね」
その言葉の通り、壁には同じブルーでも、華やかなシルクのスリップドレスとクタクタになったワークシャツが隣り合わせに並んでいる。よく見るとハンガーにもこだわりが光る。
「服に合わせて青でそろえてみました。これはパリで購入。他にも香港の生活用品店で買った赤いワイヤータイプなど、衣類によって使い分け。小さなことですが、着替える時の気分が変わるんです」
ラック以外は、押し入れの名残を感じさせる収納場所に。トップやシューズ、バッグ類を、まるでCocoさんが営むショップのごとく陳列している。
「最近自分でDIYして、棚板を取り付けたばかり。コストコで譲ってもらった果物のダンボール箱も彩りを添えてくれています。服もインテリアも、古くてちょっと使いにくいものにこそ、かえって愛着が湧いてしまう。そんなところを楽しむマインドも、両親から譲り受けたものかもしれません」
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Photo_Yuka Uesawa Text_GINZA