クローゼットにまつわるアレコレを、コラム形式にして詰め込んでみた。映画からひと工夫、香りやケア、グッズに至るまで。これを読めば、あなたのワードローブ感も変わるはず?#クローゼットにまつわるアレコレ 今回は、モチベーションが上がるコスメ整理術をご紹介。
モチベーションが上がるコスメ整理術
美容コラムニストに聞く、7つのルール
美容コラムニスト、福本敦子さんのドレッサーを拝見。ただ整っているだけではない。メイクにも整理にも前向きになれる7つのルールとは?

1.光が当たるリビングの一角を定位置に
一緒に暮らすパートナーと話し合い、メイクアイテムはリビングに。「いつでも目に届くリビングに置くことで、コスメ=自分の一部と実感できます。自然光を浴びながらメイクをしたいのもこの場所を選んだ理由のひとつです」
2.メイクのON/OFFがスムーズになる動線
ドレッサーと玄関は、メイクをしてすぐ出かけたくなるような一直線の位置に。「帰宅後はすぐにクレンジングするのが習慣。洗顔前に外すネックレス専用のフックを洗面所にとりつけてから、ON/OFFがしやすくなりました」
3.引き出しは「メイクのプロセス順」
メイクボックスの中身も“スムーズ”。「アクリルケースは、上からベースメイク、アイブロウ、リップ、チークといった具合に、使う順にカテゴリー分け。引き出しごと一段ずつ取り外して目の前に広げれば、手際良くメイクが可能」
4.見えないところほど美しく
「ランジェリーやジュエリーと一緒で、コスメは肌に近いもの。だからこそ、綺麗な状態を保っておきたい。“心技体”じゃないですけれど、朝身支度するときに引き出しを開いてそろっていると、気持ちがシャキッとするんです」
5.好きなもの以外は持たなくてよし
「“気分の上がらないものを周りに置かない”と決めるだけで、コスメを買う基準も自然とクリアに。興味が持てるパッケージデザインや作り手の背景に共感できるプロダクツだけが集まっています」
6.変化は前提で「やりたいこと」が集まる場所
「愛用中のもの、すぐに使わないけれどいつか試したいものなど、気持ちに響くアイテムがきちんとそろっている状態が私にとって理想のコスメクローゼット。服と同様、その時々の自分にフィットするものを循環させる柔軟性も重要」
7.自分なりの整理整頓のタイミングを設定
肌に直接触れるからこそ、常に清潔な状態をキープしておきたいコスメ収納。「忙しい日々の中でルーティン化が難しいなら、部屋を片付けたり、何かを手放したりする時に良いとされる、新月の日を目安にするのも一つの手」
Photo_Kanta Torihata Text_Nico Araki