なにか作って食べたいけれど、時間もないし、めんどくさい。そんな忙しい毎日を頑張るレディへ、永久保存版の楽ちんレシピをお届けします。
🍴FOOD
となりの5分メシ vol.93
季節野菜のサラダビビンパ
レシピを教えてくれるのは・・・
井尻 有美先生
@kurahouse_fujiyoshida
KURA HOUSE FUJIYOSHIDA・蔵の台所 店主。
「ライフワークは、旅をして各地の食材をリサーチすること。現地の味を求め、各国の人に教えてもらったレシピを基に、オリジナル料理を考えています。平日は、KURA HOUSEを運営しているシーダ株式会社の社員食堂も開いています」
＼ レシピvol.93 ／
🍳季節野菜のサラダビビンパ
ごはんによく合う野菜の食べ方といえば、ビビンパ。コチュジャンの量は多いか少ないか、最後にのせる目玉焼きは半熟か硬めか、ビビン「パ」かビビン「バ」か。どっちを選んでも美味しくて、何を入れたって自由。それがビビンパのいいところ。
＼ 材料とつくりかた🍳 ／
（2人前）
・レタス…2枚
・きゅうり…1/2本
・ミョウガ…1個
・とうもろこし…1/2本
・梨…1/4個
・卵…2個
・ごはん…2膳分
・コチュジャン…大さじ1
・味噌（おこのみのもの）…大さじ1
・ニンニク（すりおろし）…1かけ分 ※チューブでもOK
・ごま油…大さじ1
・酢…大さじ1/2
・みりん…大さじ1/2
・いりごま…大さじ1
①レタス、きゅうり、ミョウガ、梨を細切りにする。
②とうもろこしは薄皮を1枚残して皮を取り、塩水をかけ、ラップをしてレンジで5分加熱したら皮をとり、包丁で実をそぎ切りする。
③ソースをつくる。コチュジャン、味噌、ニンニク、ごま油、酢、みりん、いりごまを混ぜ合わせる。
④フライパンに油を引き、卵を目玉焼きにする。
⑤器にごはんを盛り、野菜と梨を盛り付け、目玉焼きをのせる。③のソースを添えて、最後にごま油をまわしかける。
＼ 完成！／
「美味しく食べるコツは、とにかくしっかり混ぜること！韓国語でビビンッ（混ぜる）パッ（ごはん）というくらい、混ぜることで味が完成します」
「普通のビビンパはナムルを使うため準備に時間がかかりますが、サラダビビンパは、今お家の冷蔵庫にあるものを切ってのせるだけ。季節のものやお好きな野菜はもちろん、キムチ、魚介など、アレンジも可能。本当にすぐできちゃうので、ぜひオリジナルのサラダビビンパをつくってみてくださいね」
海外や地方に行くときは、地元の方に聞いた食堂や市場に行くようにしています。時間があるときは目的もなく歩いてみて、気になったところに立ち寄ったりも。思いがけない出合いがあるのも旅の醍醐味！写真はベトナム・ホーチミンの朝の市場の様子。たくさんの野菜やハーブがもりもり。
ギニア共和国のお母さんたちの料理は、先ず火起こしからはじまります。西アフリカでは、冷蔵庫などの電化製品はほとんどなく、その日に使う食材だけを市場で買ってくるそう。スパイスも杵と臼で粉にするところから手作業で。
どこの土地の食材からもその土地の空気や水など、自然や季節が感じられて、身体に沁みわたります。最近は野草に興味があり、山に入って植物を観察＆採取して料理や保存調味料をつくるのがマイブーム。
伊豆大島で見た秋刀魚の丸干し。地元の方に聞き込みして訪れた干物屋さんにて。お店の前にはたくさんの秋刀魚が！
韓国の市場に訪れた時の一枚。ところ狭しとたくさん吊られているのは、クルビという魚。
「国内外を問わず、よくさまざまな地域に旅をしますが、その土地ならではの食材や調味料、食べ方を知るのも楽しみの一つ。行く先々で地元の方におすすめの食べ方や美味しいものを教えてもらっています。同じ食材でも、水も気候も違うと味が全然違って面白い」
8年前に初めて食べた時に衝撃を受け、ファンになった、奄美大島にある叶農園さんの黒糖。昔ながらの製法で、さとうきびの刈り入れから黒糖炊きまでをお手伝いさせていただきました。まずは手刈りで収穫したサトウキビを搾汁機に入れて…。
絞ったサトウキビの汁を濾して、ゴミを取り除いていく。
いよいよ火入れ。叶農園さんは薪火で炊いています。
5時間ほどかけて火を調整しながら行う作業は、根気が必要。
2番目の釜へ移し、さらに炊いているところ。
焦げないよう常に混ぜながら、さらに煮つめていきます。
型に入れ、休ませているところ。サトウキビを収穫する時期や、炊く時の気候などで味や食感が変わるそう。毎回同じ味にはならない「自然のもの」ということがよくわかりました。
今日食べたい野菜たちをごはんにのせて。ごま油の香りに、秋の食欲をそそられます。
井尻先生、ありがとうございました！
👉次回レシピは【モッツァレラチーズのフルーツサラダ】です👀
Edit&Text_saori uemura
