その後、いかがお過ごしでしょうか? 私は、いろいろ揺らいでおります。そのひとつは、ある講師の方の「僕の専門は、地面の下にあるもの。つまり、お墓の中ね」という言葉です。
古墳の中から貴重な資料が掘り出され、それを解説してもらっているのだと改めて思いました。いわゆる伝承や伝統ではなく、お墓がタイムカプセルの役割をして、令和の今にある時代の粋、当時の最新、最上のものについて学ぶことが出来るのです。
もし、考古学がない時代に私に発掘の決定権があったら、タブー視しそうです。「古き眠りを妨げてはいかん」的に。
でも、それでは、地面の下の英知に触れられません。また、仮に掘り出しても、「昔の字、読めない。わからない」と簡単に投げ出しそう。関係者じゃなくて、本当によかった!
講座は興味深く、墓を開けることに了解しないと筋が合わないのですが、感覚的にまだためらってしまいます。矛盾していますよね。