Apple TV+で配信中のシリーズ『ディスクレーマー 夏の沈黙』(配信中)は、『ゼロ・グラビティ』や『ROMA/ローマ』で知られるアルフォンソ・キュアロン監督の最新作だ。ケイト・ブランシェット演じるキャサリンは、ロンドン在住のジャーナリスト。ある時、作者不明の小説を受け取り、その主人公が明らかに自分をモデルにしていたことから、暗い過去を暴かれる恐怖にさいなまれる。複数人が語り手となり、現在のロンドンと過去のイタリアを行き来しながら進む、重層的な物語。世界中で翻訳されてきた技巧的な小説を、世界屈指のストーリーテラーはどう脚本化したのか?
[*結末についての言及が含まれています。ご注意ください]