K-POPボーイズグループ・GOT7(ガットセブン)の最年少メンバーで、メインダンサーを務めるYUGYEOM(ユギョム)。現在ソロ活動を中心に行う彼が、ソロワールドツアー『YUGYEOM TOUR [TRUSTY]』の東京公演のために久々に来日。黄金色に彩られた冬の東京を散歩してきました。
GOT7・YUGYEOMと歩く冬の昼下がり
ソロやグループ活動について、完全体カムバックを目前に今思うことは?
──日本の住宅地での撮影はいかがでしたか?
とても楽しかったです。街並みもキレイだし、素敵な一軒家が多く「こんなところに住んでみたいな」と思いました。僕、静かな街が好きなんです。今住んでいるのも京畿道南陽州という、ソウルから少し離れたところにある静かで空気が綺麗な場所だし。
──今日は私服でのご登場です。普段からストリートファッションが多いのでしょうか?
グレー系のシックなスタイリングを私物で準備していたのですが、天気がいいのでビタミンカラーの服がマッチするのではと思い、急遽着用していた私服で撮影をすることにしました。パーカを着るのは久しぶり。普段はニットが多いですね。(トップスとスニーカーを指差して)、I GOT7(アガセ/GOT7のファン)を象徴するグリーンが入っているのが、今日のファッションポイントです(どや顔)。
世界8都市を巡るソロワールドツアーがついに東京で開催
──シンガポール、バンコク、シドニーなどを周り、最終公演となる東京で、日本で初のソロライブを今月13日に開催しました。来日を心待ちにしていたI GOT7のみなさんの熱気がすごかったそうですね。
今夏に福岡で行われた音楽フェス「WATERBOMB2024」に参加させていただいた時、たくさんのI GOT7たちが来てくださったんです。その姿を見て「今でも日本に僕を待ってくれているI GOT7がたくさんいるんだな。それなら日本でライブがしたい!」と思い、公演を決めました。ただ日本語をほとんど忘れてしまっていて……。「(日本語で)この曲は僕が一番好きな曲です」とか、頭の隅から引っ張り出して話しました。あとは、日本でGOT7のライブをする度、メンバーのJinyoung(ジニョン)さんが「(日本語で)この番組は〜の提供でお送りしました」と言っていたのを思い出し、僕もライブで真似してみたり。
──ライブでは、今月18日にリリースされた最新曲『Sweet Like』を初披露したとか。
『Sweet Like』は、ハウスミュージックとアフリカンミュージックがミックスした、僕にとっては久しぶりのダンスナンバーです。体をよじらせて踊るスタイルのダンスに初めて挑戦しました。2節のコーラスは、AOMG(‘13年にラッパーのJay Parkによって設立されたヒップホップレーベル。韓国のヒップホップファンから絶大な支持を受ける)の仲間である女性シンガーのHoodyさんが歌ってくださったんですよ。彼女の声が曲の雰囲気にぴったりと合っていて満足する曲ができました。
「AOMG」のソロアーティストになり思うこと
──AOMGファミリーはお互いの曲にフィーチャリングし合うなど、交流が深いですね。AOMGに所属して4年目ですが、メリットを感じることはありますか?
僕よりも10歳くらい年上で、今も続けて活躍している所属アーティストの方々の姿を間近に見ながら「ああ、僕も10年後にもあんな風に音楽ができるんだな」と未来を描けるのは大きなメリットだと思います。兄さんたちが今でも練習を欠かさず、情熱的に活動する姿にも刺激を受けますし。
──AOMGに入ってご自身が成長したと思うところはありますか?
たくさんあります。その一つがボーカル力。韓国ではSM歌唱法、YG歌唱法、JYP歌唱法のように事務所ごとに特徴的な歌い方があると言われています。僕が所属していたJYPエンターテイメントは、息をたくさん吐きながら歌うスタイル。でもAOMGでは「声を前に飛ばせ」と言われます。リスナーを飽きさせないように声の強弱や歌い方で変化をつけて歌う方法など、歌唱法を学び直すので、初めは練習生に戻ったような気持ちになりました(笑)今になって理解できる部分もあるし、今だからこそ理解できることがあったりもして、面白いなと思います。
Photo_Ittestu Matsuoka Text_Mieko Sakai