2つの結婚式が同じ日、同じ会場で、まさかのダブルブッキング!両家にとって一生に一度の大切な機会を死守すべく、花嫁の父ジムと、もう一人の花嫁の姉マーゴが、カオスなバトルを繰り広げる——。Prime Videoで独占配信中の新作コメディ『真心を込めて招待します』の主演は、“喜劇ならお手のもの”なゴールデンコンビ、ウィル・フェレルとリース・ウィザースプーンだ。
アメリカで最も人気なコメディアンの一人であるウィルは、『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』出身で、映画『俺たちニュースキャスター』などの破天荒ながら憎めないキャラでお馴染み。最近は長年の親友でSNL作家のハーパーがトランス女性としてカミングアウトしたのを機に、二人が繰り出すロードトリップを捉えたドキュメンタリー『ウィル&ハーパー』でも話題となった。
リースはエンパワメント映画の草分けともいえるコメディ『キューティ・ブロンド』の、社会の偏見に屈しない超ポジティブなエル役で、世界的に知られる存在に。早くからプロデューサーとしても活躍し、制作会社「HELLO SUNSHINE」を設立。主演・製作総指揮を兼任したドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』『ザ・モーニングショー』など、女性中心の物語を発信し続けている。
そんなレジェンドたちを5分間キャッチ。作品について、また笑いの力について聞いた。
💭INTERVIEW
ハリウッドのコメディレジェンドが語る「笑い論」
日本独占!映画『真心を込めて招待します』【前編】ウィル・フェレル&リース・ウィザースプーンにインタビュー

——この映画は結婚式のダブルブッキングからはじまる、両家の騒動を追うコメディですが、同時に、“正直になることの大切さ”というテーマも描いています。そのことはどう感じましたか?
リース うーん、そうだなぁ……正直でいることって私からすると、特に家族に対してはそう単純ではなくて。そもそもそれが最良の策なのかどうか。相手が本心では自分のことをどう思っているのか、そんなに知りたい人っている?つまり、正直さの度合いにもよるというか。「ちょっと、それは言い過ぎじゃない?」なんてこともあるし。
ウィル 本当にそうだね。
リース 家族にどれくらい正直でいるべきかって、まるで家庭内で綱渡りするようなもので。この映画でもウィル演じるジムが、娘のジェニー(ジェラルディン・ヴィスワナサン)と和解した流れで素直になろうとしすぎるあまり、妻を亡きあとの自暴自棄なセックスライフについて話すギャグの短いくだりがあるけど、あれが実際に起きたらグロいと思う(笑)。ウェー!
ウィル 「あんなに悲しいセックスはない。何も語らず泣きながらひたすら……」とか語っちゃって(笑)。それで、ジェニーが即「何を話さないか線引きも大事だね」って突っ込むわけだけど。
リース もちろん正直さって、美しいテーマだと思う。でもこの作品はコメディだから、何もかもがトゥーマッチなんだよね。
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Text&Edit_Milli Kawaguchi