悲しみを抱え、妻や娘ともうまく向き合えない建設作業員ダンが、ひょんなことからアマチュア劇団の舞台に参加することに。演劇を通して、壊れかけていた家族の絆が少しずつ再生していく姿を、「ロミオとジュリエット」の物語に重ねながら描き出す映画『カーテンコールの灯』(6月27日公開)。自身の中絶体験をベースに、女性の身体にのしかかる現実をユーモアとともに見せた前作『セイント・フランシス』(19)で注目を集めた脚本家・俳優のケリー・オサリヴァンと、公私ともにパートナーである監督アレックス・トンプソンが、本作で共同監督として再タッグ。主人公は、感情をうまく言葉にできない不器用な中年男性。正直、とてつもなく地味!と思わせる設定ながら、その映像世界に一歩踏み入れると、悲劇と喜劇の波に揺さぶられ、心の奥に沁みるような感動をもたらす本作。そんな静かな傑作を生んだ二人が、演劇と映画の表現の幅と可能性について語る。
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