フローリストの審美眼が光る東京のお花屋さん9店舗へ。オーナーがつくる、センスのいい花束をGINZA編集部がオーダー。自然と癒される空間と季節を届けるお仕事についても迫りました。大好きなあの人への贈り物に、自分へのご褒美に、参考にしてみてはいかが。
生きものに癒される都心のオアシス、代官山「vogel」。センスあふれる東京の花屋

シャビーな一輪を求めて
代官山のオアシスへ
扉を開けると、花の芳香とともに、200%の愛嬌でお出迎えしてくれるのは、プードル・アンくんだ。その後ろで、室内にはカナリア・バンくんの澄んだ美しいさえずりが響き渡る。さらには、図鑑を切り取ったかのような精密な鳥の絵も並ぶ。え、ここは楽園?桃源郷の主役である花は、オーナーの川開修一さんが市場で気になった種を手にするため、日ごとにテイストは異なる。取材時にはローズとラン科のシンビジウムやエピデンドラムと一緒に、シュロやユーカリが並んでいた。雰囲気は違っても、シックな世界観は一貫。ブレない美意識は蚤の市で収集した什器や小道具にもちりばめられている。
束ねて生まれる
あでやかな花姿
ラナンキュラスとチューリップのピンクにハッとなり、ユキヤナギの白に愛らしさを感じる。脇を彩るのはバラとユーカリの異色コンビだ。色彩の美しさを引き立てるため、包装紙にはブラウンをチョイス。
今回のブーケ製作費:¥5,500(税込)
最新のお店の様子は
インスタグラムをチェック
この投稿をInstagramで見る