ファッションやアートなど、さまざまな分野の表現者たちが作りあげたプライベートルームを拝見。もの選びの基準、色彩へのアプローチ、スペースの捉え方。それぞれが追求する“居心地のよさ”とは?
ブランドディレクター・吉田怜香「ブラウンを基調に、異素材で軽さを」|クリエイターたちの快適空間に潜入 vol.10

ブラウンを基調に、異素材で軽さを
吉田怜香
ブランドディレクター
吉田怜香さんが暮らすのは、130平米の広々としたヴィンテージマンション。リビング、ダイニング、サンルームの3つのエリアがひと続きになっていて、風が気持ちよく通り抜ける。
「結婚を期に家を探し、ここに引っ越してから1年ほど。賃貸ですが、可能な範囲でディテールをコツコツと自分好みに変えて住んでいます。古いものにモダンな要素をミックスして、いまの自分が心地よく感じるようにアップデートしています」
もともと濃いブラウンだったダイニングの壁は、自分で白いカッティングシートを貼り付けて、重厚すぎない軽やかな雰囲気に変えた。リビングの窓にはガラスブロックをはめ、廊下の床はウッドから石材にチェンジ。そんな家に配されるのは、海外で買い付けてきたヴィンテージや、デザイナーズの厳選された家具。色は抑えめにナチュラルに。そのぶん、ガラスのテーブルやレザーのソファ、シルバーの照明など、素材のバリエーションをつけて表情豊かに。リラックスしたセンスでまとめられている。
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吉田怜香
〈LIFE’s〉〈TODAYFUL〉ディレクター。一児の母でもある。ファッションのみならず、ライフスタイルにもファンが多い。2021年4月にはオンラインサロン「Ours.」をローンチ。 Instagram→ @4848r