チャーミングな表情に目が釘付け。一点あるだけで部屋がパッと明るくなる作品を生むクリエイターをご紹介。
“ゆるプリティ”な器に癒されて
愉快なインテリアコラム
bow
九谷焼の本場・石川県で絵付けの技術を学んだ陶芸家のbowさん。お皿や花瓶に表現されるのは、絵本の1ページを連想させる動物や、童話の主人公たち。「毎日の食卓や、家での時間で、目に入ったときに、クスッとなれるようなものが作りたくて」。キャラクターは、すべて無表情なのが特徴。「その日の気分で、描いた絵が笑ったり、怒ったり。手に取った人が想像できる余白を残しています」
Yuri Iwamoto
ガラス作家のYuri Iwamotoさんが作るのは、今にも動き出しそうな花器やオブジェ。「宙吹き技法で作っているのですが、溶けたガラスを操っていると、まるで生き物のように見えてくる」。
出来上がった有機的なフォルムは、天使の羽や動物の身体に見立てられ、時に愛らしい顔が描き加えられ、命が吹き込まれていく。「工業規格のものが多くそろう部屋で、緩やかなムードを作り出す存在になれていたらうれしいです」
Text_Fumika Ogura