2024年6月12日(水)から6月14日(金)まで、名作「パントン チェア」と「ヴィジョナ スツール」のスペシャルエディションが発売。世界で各色50脚の限定品。
「パントン チェア」「ヴィジョナ スツール」の限定色が発売
サビーネ・マルセリスによるインスタレーションに用いられたカラーリングで展開
![「パントン チェア」「ヴィジョナ スツール」の限定色が発売](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F06%2FVitra_Sabine_Marcelis_Clemens_Poloczek-10-9023185.jpg&w=3840&q=75)
現在、ドイツの「ヴィトラハウス」のロフトで展示されているのが、オランダのデザイナー、サビーネ・マルセリスによるインスタレーション。そのスピンオフ企画として、展示に使用したカラーパレットを用いた「パントン チェア クラシック」と「ヴィジョナ スツール」の限定カラーが展開される。
![サビーネ・マルセリスが色を合わせている様子。](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F06%2FVitra-Designerbesuch-Sabine-Marcelis-2024_0208-8891751.jpg&w=3840&q=75)
1960年代のデザイン界で、もっとも影響力のあったデザイナーのひとりが、デンマーク出身のヴァーナー・パントンだ。当時、斬新な素材であったプラスチックの可能性に魅せられた彼は、どんな環境でも使用できる一体成型チェアの開発を進めていた。その構想を実現できる家具メーカーを数年探し続けた結果、出合ったのが〈ヴィトラ〉だった。1967年、両者の協働によって誕生したのが「パントン チェア」。その後、この椅子は数多くの賞を受賞。初期モデルの一つは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに収蔵されている。
近代家具デザインの傑作と位置づけられた「パントン チェア」。現在は、そのころの素材を再現した強化ポリウレタン材に光沢のあるグロスラッカーで仕上げた「パントン チェア クラシック」と「パントン チェア」の2つのモデルが販売されている。
そして、このたび期間限定で「パントン チェア クラシック」のサビーネ・マルセリスエディションの特別カラー7色がラインアップした。
![優雅なカーブが美しい。パントン チェア クラシック (バブルガム、バター、ハニーデュウ、キャラメル、ハリッサ、プラム、オイスター) ¥283,800](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F06%2FPanton-Chair-Classic-Sabine-Marcelis-Edition-2024-Group_F-9009473.jpg&w=3840&q=75)
一方、「ヴィジョナ スツール」は、1970年にケルンで開催された『ヴィジョナ展』のインスタレーションのために作られたもの。モダンでポップな存在感がファッショナブルだっただけでなく、座り心地の快適なこのスツールは、瞬く間に人気を博す。軽量だから手軽に移動することもできるし、ほかのインテリアとも調和しやすい。丈夫なファブリックのカバーは、ゴムバンドで固定されているだけなので、取り外してお手入れも可能。見た目のスマートさだけでなく、実用的な面も兼ね備えているのだ。
今回は、7種類のファブリックカバーが登場した。
![コロンとした円柱型が愛らしい。絶妙なカラーリングはインテリアを格上げしてくれるはず。 ヴィジョナ スツール (バブルガム、キャラメル) ¥192,500、(バター、ハニーデュウ、ハリッサ、プラム、オイスター) ¥114,400](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F06%2FVisiona-Stool-Sabine-Marcelis-Edition-2024-Group_F-9009524.jpg&w=3840&q=75)
60年以上の時を経ても、モダンな印象を受ける廃れないデザイン。生産数も少ない限定カラーは見逃せない。
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【Sabine Marcelis Editions 2024 Designs by Verner Panton】
発売日時_6月12日(水)18:00〜6月14日(金)18:00
【問い合わせ先】
Tel_03-6868-8820(Vitra Online Shop)
Text_Nico Araki