生活の中に溶け込み、新しいインスピレーションを与えてくれる。そんな作品を制作するクリエイターの美意識とは?アートのように楽しめる日用品について話を聞きました。
毎日使えるアートピースと創る人 キャンドルメーカー・福田留美子
福田留美子
キャンドルメーカー
幼い頃に夢見た世界観を
キャンドルとして手元に
「出張で訪れたNYの魅力にハマってしまい、20代の時に単身渡米。当時のアメリカってハンドメイドキャンドルを筆頭に、スモールビジネスで成功している人が多くて。ネットで調べて、見様見真似で作ってみたのが始まりです。コロナを機に帰国してから、本格的にブランドをスタートしました。当初は型抜きがメインだったのですが、友人からの依頼でチョコチップクッキーのキャンドルを作ってみたらすごく楽しくて!それから、アイスクリームやカップケーキなど、お菓子モチーフのキャンドルを作り続けています。ソイワックスを溶かして土台を作り、別で型をとった星やハート、クマ、カラースプレー、ホイップなどをデコレーション。小さい頃からマイリトルポニー、ケアベア、リサフランクなどの世界観に引き込まれてきたので、キャンドルにもファンタジックな色使いが反映されているのかもしれません。あえておもちゃっぽく作ることが自分の中で重要なんです」
🗣️
福田留美子
ふくだ・るみこ>> 11年間ニューヨークで過ごし、在米中にキャンドルメーカー 〈SHEER〉をスタート。2024年12月13日から16日まで原宿の「おもちゃやSPIRAL」にてPOP-UPを開催予定。
Photo_Yuri Manabe Text&Edit_Sakiko Fukuhara