ラショナルとエモーショナルの二つの個性を併せ持つAudi Q5 Sportback。対照的と思われる「機能性」と「デザイン性」が融合した美しいクルマの一瞬を、永山瑛太が撮影した。
Audi × 永山瑛太 × o+h 異なる才能が融合する時
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永山瑛太
ながやまえいた≫≫俳優。フォトグラファー。モデルとして活躍後、2001年に俳優デビュー。以降、数多くのドラマ、映画、舞台などで活躍する。令和への改元を機に、2020年より瑛太から改名した。
永山瑛太とo+h、語る
二つの視点を行き来しながら磨かれる、
クリエーションとイマジネーション。
東京の都心部にある閑静な住宅街に立つ《house h》は、らせん状の動線で屋内外をゆるやかに繋ぐ住まいだ。設計を手がけたのは、大西麻貴さんと百田有希さんによる建築家ユニット〈o+h〉。その物語性豊かな建築で、高い評価を集める。
そんな2人を《Audi Q5 Sportback》で訪ねるのは、俳優の永山瑛太さんだ。近年は自らショートフィルムを監督し、フォトグラファーとしても活動の幅を広げる。今回はフォトグラファー、そしてインタビュアーとして大西さんと百田さんに向き合う。
さっそく二人の建築を訪ねた永山さんは、「《house h》で感じたのは、まず都会の喧噪を離れたような静けさ。自然を感じられ、建物のなかで気持ちにいろいろな動きが生まれる家ですね」と切り出す。百田さんは、そうした建物の魅力は大西さんのもつ言葉の力から生まれるのだと応える。
「彼女の言葉は、ある世界の描写や人の気持ちを引きつける力をもちます。僕は論理的に思考するのが得意で、そこに大西の言葉が新たな可能性を与えてくれます。それは理性と個性が対立ではなく、共存といえるもの。1人では自分のなかにすでにある答えのなかで考えてしまうことが、2人で進めることで新しい答えを見つけ出すことができるのです。理性と個性を共存させることで、新しいチャレンジの面白さが生まれるのです」
ラショナル(理性)とエモーショナル(感性)という、相反すると思われる二つの要素を融合する時、そのクリエーションは豊かな実を結ぶ。まさにそれを、《Audi Q5 Sportback》は体現する。SUVとしての機能性を持つ上に、リヤエンドへ流れる美しいルーフラインを描く。こうした二つの要素の両立を永山さんとo+hはどのように実現しているのだろう。百田さんは、永山さんが主演した映画『光』や『友罪』を見て感じたことを引き合いに、次のように問いかける。
「映画を通じ、言葉で表せない感情を見ているように感じました。こちらまで苦しくなるような思いを、どうやって表現するのでしょう。まさにラショナルとエモーショナルが同時に表れているように思うんです」
「僕は、役がもつ主観的な視点と僕自身の客観的な視点を常に行き来しながら演じます。その行き来の速度を上げてみたり、片方だけにしてみたりと、調整のようなことをするんです。頭のなかで感情のカット割りがずっと続くような感覚ですね。実は写真を撮影するときも同じで、被写体の表情を撮りたいという気持ちと光の表現を絶えず行き来します」
芝居好きの大西さんと百田さんがうなずくと、続いて永山さんが2人でものづくりに挑むことの利点を尋ねる。
「建築にはいろいろな要素があり、複雑に絡まった問題を解決できる形を探っていきます。でも問題を解決しただけでは形がいまひとつだったり……。互いに意見を出し合って、形や機能、意味を探っていくんです」と大西さんは応える。そして百田さんが「それは1人だけで作るよりも面白いんです」と笑顔で続ける。
2つの要素を1つに束ねて生まれるクリエーションの可能性。そんな思いを体現する《Audi Q5 Sportback》は、無限の可能性を秘めた美しい走りを教えてくれる。
o+h
おーぷらすえいち≫≫大西麻貴と百田有希が2008年に結成した設計事務所。建築設計を中心に、インスタレーションやまちづくりなど、さまざまな活動に取り組む。2016年に竣工した《Good Job! Center KASHIBA》で受賞多数。
永山瑛太、撮る
「メカニズムはわからないけど、クルマがものすごく好きなんです。小さい頃からスポーツカーに乗れば、スーパーマンになって誰かを助けられるとか誰かに夢を与えられるんじゃないかって。僕にとってクルマってそういうものです」。
永山瑛太とo+hがAudi Q5 Sportbackを語った、ドキュメントムービーはこちら。
Audi Q5 Sportback
機能性とデザイン性を兼ね備えたプレミアムSUV。全長×全幅×全高:4695×1900×1660㎜。トランスミッション:7速Sトロニックトランスミッション。駆動方式:クワトロ(4WD)。車両本体価格:729万円〜。※撮影車両は1st edition。記載はベースモデルの車両情報です。
シャツ¥37,400(サスクワァッチファブリックス/ドワグラフ☎03-5722-3392、白いシャツ¥25,300、パンツ¥30,800(共にディガウェル/ディガウェル☎03-6452-3220)、他はスタイリスト私物。