GINZA6月号(5月12日発売)の表紙に登場するKIM CHAEWONがリーダーを務める、韓国のガールグループLE SSERAFIM。2023年5月1日に1stスタジオアルバム『UNFORGIVEN』のリリースを記念して、韓国・ソウルにてメディアショーケースを開催。その様子をレポートします。
LE SSERAFIM、新アルバム『UNFORGIVEN』をリリース。ショーケースで話題のタイトル曲を披露
メディアショーケースが始まり、メンバー全員がブルーのデニムルックで登場。まずは、気になるファッションについて独自にチェック!
ボトムはローウエストのフレアジーンズ。メタルバックル付きのベルトやテンガロンハット、ブーツでウエスタン調に仕上げている。トップスはK-POPファッションの基本であるショート丈やコルセットなど、ヘルシーな肌見せが叶うものだ。ちなみに、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHAのデニムトップスはいずれも〈ブルマリン〉。マンネ(年下メンバー)のHONG EUNCHAEは、ベアトップタイプのミニワンピースに、〈アクネ ストゥディオズ〉のブーツを合わせている。
ここでメンバー登場の興奮も落ち着き、アルバムについての説明が始まった。『UNFORGIVEN』は、1stミニアルバム『FEARLESS』と2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』に収録されていた曲に、7つの新曲を加えた全13曲で構成されている。
「他人の評価に捉われず、LE SSERAFIMだけの道を開拓するという覚悟を込めたアルバムです」(KIM CHAEWON)、「タイトル曲と新曲がアルバムのストーリーとうまく絡み合ってひとつのストーリーとして繋がります。それを意識しながら聴いてみるのも楽しいはず」(HONG EUNCHAE)、SAKURAはアルバムの最後に収録された「Fire in the belly」に期待してほしいとか。「ラテンポップジャンルの曲で、初めて聴いた時は、これをLE SSERAFIMがやるの?と思うほど、本当に新鮮でした」(SAKURA)
このアルバムの準備期間が日本での活動時期と重なっていたため、収録された新曲はすべて日本でレコーディングすることになり、それもとても新鮮だったそう。
5人のファッションが物語るように、今回のタイトル曲「UNFORGIVEN(feat. Nile Rodgers)」はアメリカの西部劇映画『続・夕陽のガンマン』からの着想で、メインテーマのオリジナルサウンドトラックをサンプリングしたもの。世界的音楽プロデューサーのナイル・ロジャースがギタリストとして参加したことも話題だ。
アメリカ育ちのHUH YUNJINは「子どもの頃に聴いていた音楽を作った方なので、参加してくださると聞いて本当にびっくりしましたし、いまだに実感が湧きません」とコメント。
これまでも、力強い楽曲と歌詞で多くのファンたちをエンパワメントしてきたLE SSERAFIMだが、今回もそのパワフルさは健在。
「世の中が定めたルールから脱して、自分たちが正しいと思う方向へ向かっていく歌です。レコーディングをするときも、ちょっと柄が悪くて何様のつもり?という感じで!とディレクションを受けたんです」とHONG EUNCHAEが打ち明ければ、「私はオリジナルコンテンツで年下のメンバーをからかう時のように歌ってみてと言われたので、とても簡単にレコーディングした記憶があります(笑)」とKIM CHAEWONが茶目っ気たっぷりに続けて、場を盛り上げた。
記者会見を終え、「UNFORGIVEN(feat. Nile Rodgers)」のパフォーマンスへと移る。今回も、高難度のパフォーマンスがさらに進化! 気がつけば頭の中でループしている中毒性のあるメロディーも、真似したくなるポイントダンスも大きな人気を呼ぶだろう。
フェミニンなピンクやホワイトの衣装に着替えた後、「No-Return(Into the unknown)」も披露。こちらは、愛嬌たっぷりの愛らしい笑顔からクールな表情への一瞬の切り替えをはじめ、巧みな表情演技も魅力だ。
新アルバム『UNFORGIVEN』の予約注文枚数は138万枚、初日販売数は102万枚と、その勢いは増すばかり。
メディアからの質疑応答では、「これからも今までと変わらずに私たちのストーリーを伝えながらファンの皆さんと交流して、音楽で良い影響を与える人になりたい」(KAZUHA)、「今回の活動を通じて本当のLE SSERAFIMらしい姿をお見せしたいです」(KIM CHAEWON)と抱負を語った。日本での活動や、フルアルバムを引っ提げてのワールドツアーにも期待したい。