アメリカの写真家、シンディ・シャーマンの個展が、2021年1月3日(日)までの期間、フランス・パリにある「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」にて開催中。
シンディ・シャーマンの作品が「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」に。2006年以来の個展を開催
フランス・パリにある「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」では、2021年1月3日(日)まで、“セルフ・ポートレート”で知られるアメリカの写真家、シンディ・シャーマンの個展が開催中だ。
『シンディ・シャーマン展』は、2006年にジュドポーム美術館で開催された個展以来となる。シンディ・シャーマンの全面的な協力を得てデザインされたセッティングで行われ、彼女の華麗な経歴を振り返るものに。
展覧会では、1975年から2020年までの170作品が集められた。『Untitled film stills』(アンタイトルド・フィルム・スティール)、『Rear Screen Projections』(リア・スクリーン・プロジェクション)、『Fashion』(ファッション)、『History Portraits』(歴史肖像画)、『Disasters』(ディザスター)、『Headshots』(ヘッドショット)、『Clowns』(ピエロ)、 『Society Portraits』(社会肖像画)、『Murals』(壁画)、『Flappers』(フラッパーズ)などの代表作のほか、男性やカップルの姿を捉えた新シリーズより、300点以上の作品を展示。特に2010年代初期の制作物や、ごく最近の未発表の作品にもフォーカスしている。
また、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」では、この回顧展と並行し、シャーマンの協力によりフォンダシオン・コレクションから厳選した作品群を『crossing Views』(交錯する視点)と題して展示。コースは2つのフロアに分かれ、絵画、写真、彫刻、動画、インスタレーションなど、さまざまなアプローチとメディアを使ったポートレートと解釈を中心に構成される。世代もバックグラウンドも異なるフランス人アーティストのほか、国際的なアーティスト20名が集結し、約60点の作品で展開される予定。なお、その多くは「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」では初の展示になるという。
なかなか海外への渡航が難しい今、この記事を読んで少しでも空気を感じてほしい。
【『フォンダシオン ルイ・ヴィトン シンディ・シャーマン展』】
会期: 開催中〜2021年1月3日(日)
会場:フォンダシオン ルイ・ヴィトン
住所: 8, Avenue du Mahatma Gandhi Bois de Boulogne, 75116 Paris
時間: 11:00〜20:00
※金曜日のみ23:00まで ※入場は閉場時間の30分前まで
入場料: 14ユーロ
※金額は、ディスカウント適応や年齢によって異なる
公式ホームページ
Text: Kurumi Fukutsu