画家・井田幸昌による38種類の最新作品が、2021年12月4日(土)の12時から12月17日 (金)の12時まで、「ZOZOVILLA(ゾゾヴィラ)」内にある特設ページで抽選販売される。
「ZOZOVILLA」で画家・井田幸昌のシルクスクリーン作品が抽選販売。38種類の最新作が揃う

今年の11月に行った〈ディオール〉とのコラボレーションが記憶に新しい井田幸昌氏。抽象画が描かれたバッグは、“アート作品”と呼びたくなる佇まいで印象的だった。
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もし、アートピースが手元にあったら……そんな想像を膨らませていた矢先に舞い込んできたのが今回のニュース。井田氏による最新作が「ZOZOVILLA」で抽選販売されるというのだから見逃せない。
全9型、38種類のシルクスクリーン作品が、33万円から49万5千円(*税込)の価格で購入できる。12月4日(土)から「リコーアートギャラリー」で行われている個展『思層|Ontology』でも展示されている作品だ。個展では、油画や彫刻とは異なる版画ならではの平面性や色の重なり方に着目し、2年の歳月をかけて製作された作品たちを展示しているという。モチーフになっているのは、井田氏が出会った人々、風景などさまざま。共通するのはつい目を止めてしまうような力強さがあることだ。もし自分の部屋に飾ってあったら、なんて考えるだけでも楽しい。
よほどの愛好家でない限り、アート作品を購入する機会はなかなかないもの。筆づかいやその裏側にある意図まで、時間を気にせず存分に向き合えると考えれば、アートを所有するという行為に一歩踏み出す価値は十分にありそうだ。まずは運命の作品に出会うところから。抽選に参加する前に、さっそく展覧会に足を運んでみたい。
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井田幸昌
1990年鳥取県生まれ。2016年東京芸術大学美術学部油絵科を卒業。19年同大学大学院を修了。16年に現代芸術振興財団主催の「CAF賞」で審査員特別賞を受賞。17年にはレオナルド・ディカプリオファウンデーション主宰のチャリティーオークションへ最年少で参加。主な個展に『Here and Now』(Mariane Ibrahim Gallery、シカゴ、2021)、『Kings of limbs』(カイカイキキギャラリー、東京、2020)など。作品集に『YUKIMASA IDA: Crystallization』(美術出版社)がある。