キッチンに肩を並べて立つ姿が愛らしいアンソニーとセイディ。2015年、ローワー・イースト・サイドにあった「ミッション・チャイニーズ」の厨房で出会ったという。2019年にはベトナムの家庭料理にフレンチやイタリアンのギミックを加えたプレートを提供する「ハスズ・ダック・ビエット」を立ち上げ、今では国内だけでなく、フランスやイギリスなどでもポップアップを行うなど各所から引っ張りだこ。
実は、彼らはプライベートもパートナー。「みんなに当てはまるわけじゃないけど」とアンソニーが前置きをした上で、いつも一緒という距離感が合っていると語るセイディ。「メニュー考案も、仕込みもすべてともに行うの。厨房では1日100回以上、味もそうだしお互いに手が足りてるかをチェックしあう。同じゴールを共有する二人の視点だからこそクリエイティブなメニューが形になると思う。私たちは協力してごはんを作るのが大好き。来年に自分たちのお店を持つのが目標」